50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

久しぶりの病院にて。。。いまだに黙食。。。

 先日、久しぶりに ”その病院” に行った。医療的ケアの研修を受けに行ったのである。受講者は、主に、現在働いていない、いわゆる ”潜在看護師” が数十名、もちろん、私のようにすでに保育園などで勤務しているものもいる。訪問看護の関係者もいる。

  その病院には、重症心身障害児の病棟がある。その病棟の部分は、医療施設でもあり、入所型の福祉施設でもある。いわゆる ”じゅうしん”。県内に数カ所ある”じゅうしん”の基幹的な病院である。

 現在、日本の重症心身障害児(者)は新生児医療の進歩によって増加し続けている。しかし、入所施設のベッドはすでにどこも満員であり、在宅で家族がケアをしているケースが大半である。

 また「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が2021年に施工されてから、各自治体も保育園や小中学校での医療的ケア時の受け入れに積極的に取り組んでいる。

 というわけで、この基幹的な役割を担う病院では、看護師向けの医療的ケアの研修を広く受け入れているのである。

 実を言うと、この病院は、私が2022年の春に新卒で就職したところである。・・・3ヶ月しか持たなかった、トホホ・・・。その時の経緯は別の話なので書かないが、私にとっては、なんとなく懐かしくもある場所なのだ。

 研修を実施してくれるのは、当時の師長をはじめ、看護部のもっとえらい方もいる。また、話したことはなかったが、医師も直接、教えてくれる。この、重症児への医療、という分野の第一人者だ・・・、すごい。。。

 さらに、私は、指導者陣のお人柄を知っている。みなさん、尊敬できる医療者たちだ。とても、充実した研修だった。。。

 

 ただ、ひとつ。。。

 

 いまだに、マスク着用。昼食は ”黙食” で、とのこと。。。

 たしかに、重症児の入居する施設だ。風邪一つひけば、命にかかわると言える・・・。しかし、マスクや黙食に何の意味があるのか・・・。もう、3年間のコロナ騒動でハッキリしたのではないか?、4年目突入である。たしかに、効果がゼロである証明はできない・・・。では、いつまでやるのか。

 一番、気になるのは面会の制限である。

 研修時には、「重症児は感染に弱い方々ですので、常時マスク着用、黙食で」とサラッと説明されてしまったが、ではいつまで続けるのか・・・。

 コロナ禍になる以前、家族は、病棟の中に入って、ベッドの脇で時間を過ごすことができた。それが、家族は病棟には立ち入れなくなった。病棟の入り口のところで、限られた時間、一緒にいることが許されていたが、現在もそうなのだろうか?。

 重症児棟にいる人たちは、本当に重度の方々だ。ここの病棟で一生を送る。大人になった重症児のもとに、年老いた両親が面会に通ってくる。。。

 この面会制限、現在も続いているのだろうか。確認はしなかったが、本当にデリケートな問題だ。。。

 

 今日はこのへんで。