50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

幼児の便秘 → 嘔吐。。。けっこう、ある。。。

 4歳児クラスの女の子。ピッコロちゃん(仮名)。

 金曜日におうちに帰ってから、嘔吐1回。小児科に受診すると、便が詰まっていたため、との診断。感染性の胃腸炎ではなくひと安心。で、土曜日、ピッコロちゃんはダンス教室。しっかり、体を動かすと、排便1回。・・・しかし、それっきり排便がなく、月曜日の登園となった。お母さん曰く「便がで出てないので、また、嘔吐してしまうかも。その時はお電話ください」と保育園に預けていった。

 ふーん、ふーん。そういうこともあるんだ。ウンチが出ないと吐いちゃうのか・・・。

 そもそも、小児というのは、消化器官が未成熟である。「便秘」と「発熱」、「嘔吐」が関連し合っている。排泄って、とっても健康のため大切なことなのだ。

 子どもは、胃腸の働きをコントロールする自律神経が乱れやすいのだ。どうして、便秘で熱が出るの?と思うが、ググってみると、排出されずに滞留している便を異物と見なして免疫が攻撃するから、という説明があった。なるほど、そういうことかもしれない。

 滞留した便は水分を失って固くなり、おなかが痛くなる、排便が困難になる。

 どうして、吐いちゃうの?。腸内の有毒ガスが胃に逆流すると、胃の中に異物があると体が判断して、吐き出そうとする。小児は異物の処理能力が未熟だが、それを補うために、吐き出す能力が優秀なのだという説明もあった。

 とにかく、大人以上に、便秘 → 嘔吐となりやすいのだ。

 ピッコロちゃんは、先月、トイレで派手に吐いている。気をつけてあげなければならない。

 案の定、10時半ころ、ピッコロちゃんの担任の先生に呼ばれる。体温、38.1℃。なんとなく不活発で、ピッコロちゃんは『おなかが気持ち悪い』と言う。しかし、ウンチは?と聞くと、『出ない』と答える。で、しばらく医務室で預かることに。二人で、医務室のオモチャや絵本で遊ぶことにする。もう一度、体温を測ると38.4℃。お迎えを依頼すると、12時過ぎになるとのこと。

 ひとしきり遊んでから、ピッコロちゃんに腹部マッサージをしてみる。と言っても、たいしたことではない。おなかを『の』の字にさすってあげるだけだ。でも、便意は起こらなかった・・・。

 そんなこんなで11時20分。子どもたちの給食の時間だ。食べる?と尋ねると、ピッコロちゃんは『食べたら・・・、ゲボ出ちゃう』と答える。わかってるんだ。。。

 それでも、担任の先生がピッコロちゃんの分をお盆に乗せて、医務室に持ってきてくれると、『やっぱり食べる』と言い出した。それならそれでいい。でも、吐いて苦しいのはピッコロちゃんだから、『好きなのだけ食べていいよ』と念を押す。

 なんだか、おそるおそる食べているピッコロちゃん。まったく食が進まない様子だ・・・。三口も食べた頃だろうか。『・・・ウンチ出るかも』と言い出した!!!

 よし!、行くぜ、ピッコロちゃん。満5歳の女の子である。トイレはもちろんひとりでできる。『せんせー、出たぁ』の声。ほんの小さな、指の先くらいのウンチが水洗便所に浮かんでいる・・・。も、もうちょっと出てほしい・・・。しかし、ピッコロちゃんは嬉しそうな、安堵の表情を浮かべている。・・・つらいよね、ピッコロちゃん・・・。

 そこで、お迎えが到着。

 みんなにすこやかなウンチが出ますように。。。

 今日はこのへんで。