50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

令和6年 明けましておめでとうございます。。。

 もう1月6日になってしまった。ほんとに、休暇はあっと言う間に過ぎてしまう。いや、人生は、あっと言う間だ。

 時間は有限なんだよね。余命宣告された妻が言った言葉だ。だから、やってみたいことは何でもやってみよう、挑戦しようというのが、今年のわたしの目標です。

 とは言え、出勤せねばならない。

 1月4日、初出勤。保育園が始まりました。

 いつも、8時過ぎに出勤するわたしだが、さすがに園児は少ない。しかし、いつも早く来ている年長さんの女の子が「あけましておめでとうございます!」と大きな声で挨拶してくれた。きっと、休み中におぼえたんだろう。近くにいた3歳児はまだ、「え?、何、それ?」という顔をしている。

 登園してきた子は、全園児の半分。

 のんびりしたスタートになりました。と思いきや。。。

 エントランスホールで泣き叫ぶ声が。ふだんから、親と離れるのがさびしくて泣く子なのだが、これでもかと声を張り上げて泣いている。長い休暇明けだもんね。『ママがいい』よね。早番の先生が、なんとか泣く子を引き剥がしている・・・。

 で、登園してきたこの中にも、体調が思わしくない子がいる。眠そうにして、元気のない子。。。

 1歳児クラスの男の子。38℃越え。医務室のベッドに連れて来られたので、担任とバトンタッチしてあげたいが、『(担任の)せんせい~』と言って泣きじゃくる。お迎えまで、慣れた保育士さんが付き添うことになった。

 すると、今度は『○○ちゃん、嘔吐しました!』と呼ばれる。

 保育園はどこでもそうなのだが、嘔吐物の処理にはうるさい。いわゆる嘔吐下痢症、ノロウイルスとか、ロタウイルスである可能性を考えて対応しなければならないのだ。

 子どもたちは保育室の外に出され、吐いた当人の子だけが、部屋に残される。大人は2人、ひとりがその子のお着替えなどをさせて、ひとりが嘔吐物を処理する。2人とも、各部屋に備え付けの、使い捨てのエプロン、手袋、靴袋、マスクを装着する。なんだか、ものものしい。

 相手は目に見えない、恐ろしいウイルスかも知れないのだ(そうじゃないかも知れないけど)。

 古新聞やボロ布で嘔吐物を拭い去って、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターを薄めたような物)で消毒。使った物はすべて、ビニール袋に2重に入れて、窓の外に置く。汚染された物は、最短の経路で建物の外に出し、捨てるのだ・・・。

 こういうことを指導するのが、保育園看護師の仕事である。なので、わたしもマニュアルを思い出しながら、なんとかそのとおりにする。

 ほんとに、このマニュアル通りにしなきゃいけないのかな、やり過ぎじゃないの?・・・などと思いつつ、でも、見えないウイルスをうっかり飛散させていないか?、と考えると、どう慎重に掃除しても足りない気もする。。。

 

 新年早々、お熱で早退2名、嘔吐で早退1名、ということになりました。

 休暇明けの出勤がつらいのは、大人だけじゃないのだ。。。

 今年もがんばりましょうね。子どもたち。