50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

保育園の初詣。。。

 朝礼の時間。各担任の先生が、今日の活動予定を報告し会う。

 「今日は、4歳児は、祠(ほこら)にお参りに行って来ます。そのあとは・・・」20代の若い先生が言う。

 うちの園は、とってものどかな農村風景の中にある。園の敷地に食い込むように、”祠” があるのだ。いや、保育園の方が後から建っているのだが。

 六畳間にも満たない細長い敷地が、フェンスで囲って守られている。小さな鳥居をくぐって、石畳をいくつか渡ると小さな祠がある。周囲の地面にも玉砂利が敷かれていて、傍らには一本の銀杏の大樹がそびえている。神様がいらっしゃるのだろう。

 もちろん、保育園よりも、祠の方が断然、古い。保育園は別の場所から移転してきて、まだ20年にならない。祠の方は、何百年前からあるのだろうか?。(ほかにも、うちの園の近所には、何を祀ってあるのか分からない(たぶん仏教系?)、もっと小さな古い祠が、細い舗装道路の真ん中に鎮座している。中央分離帯みたいに。)

 さて。新年を迎えて、この祠に子どもたちとお参りしようというのだ。日本人だね。

 しかし、日本人は配慮も怠らない。。。

 すかさず、副園長の指導が入る。「○○先生、喪中のお子さんもいらっしゃるんじゃないかしら。”お参り” とは言わずに、”ご挨拶” でいいんじゃないかしら?」

 なるほど。・・・いや、なるほど、なのか?。この手の問題はどこまで配慮していいのかわからない。それ以前に、クラスには ”異教徒” もいるのではないか、とも思うのだが、しかし、そこは「パンパン(←2礼2拍手1礼のこと)」を強要しなければOKらしい。。。

 うちの園は田舎だが、それでもイスラム教徒はいる。豚肉の混入したメニューの時は弁当持参だ。両親が離婚して、日本人の母が親権を持ったとたんに、豚肉も食べるようになった子もいる。宗教って不思議なもんだ。。。

 

 かみさまにごあいさつにいってきまーす!

 

 子どもたちが元気に出発。いってらっしゃい。

 今日はこのへんで。