さて。バス遠足の話のつづき。
現地の公園について、おトイレを済ませると、園児たちは先生に連れられて、公園の中に飛び出していく。で、看護師のわたしの仕事はと言うと、
荷物番である。。。
素晴らしい秋晴れの下。芝生の上にブルーシートを敷いて。
・・・のどかだ。こんな職業が世の中にあったとは。。。
周囲は、常に幼児や小学生の集団が行ったり来たりしている。うちの子たちは何してるかな。大きな滑り台やブランコなどの遊具でも、複数の保育園の子たちが入り乱れている。
やがて、11時過ぎには、みんなが戻ってきて。お弁当タイム。
3歳児はブルーシートの上、4、5歳児は自分のレジャーシートを持って来ている。先生たちは、食物アレルギーの子のそばにつく。
わたしは、アレルギーではないが、宗教上、豚肉がダメ、という子のそばにつく。3歳児なので、まだよその子の弁当に手を伸ばして食べてしまう可能性があるのだそうな。なので、いちおう、その子のそばで目を光らせる。「他人の弁当、食うなよ」。。。
職員も自前の弁当。とにかく、弁当箱に入れて持って来るのがルールだ。わたしも、前日に惣菜売り場で買ったおにぎりや、おかずを弁当箱に詰め直して持ってきた。
今日は、子どもたちにお菓子も支給されている。お弁当食べ終わった子は食べていいよ~♫。(かならず、自分の弁当にはほとんど手をつけず、お菓子を食べ始めるやつがいる)
お弁当の後は、また、荷物番。
しかし、今度は3人の子が残った。2人の男子は、別々に、それぞれ、悠然と、袋菓子を食べている。完全なマイペースだ。他の子が遊具に走って行こうが、まったく気にしていない。なんか、すごいなこの2人、と感じた。ほんとに。延々と、ニコニコして袋菓子を食べ続けるのだ。マイペース。。。
で、あと一人は、ケガをしていてアスレチックには行けない子である。彼女と2人、色画用紙に拾ったどんぐりをテープで貼り付けたり、クレヨンで画を描いたりして遊ぶ。ドラえもんやおばけのQちゃんを描いてあげたら喜ばれた。。。
そして、おまちかねミニSL乗車!!!。みんな、楽しそうでした。
最後は、バスに乗り込む前の、男子のトイレ介助。
・・・もう、男子トイレはよその園の子も入り乱れて、タイヘン。子どもたちはウンチをひとりでできても、流さずに行くので、トイレはウンチ臭でいっぱいだ。。。
そして、最後に、さっきのマイペース男子のうちのひとりが残った。なぜか、この子だけ、オシッコをしようとしないのだ。なんとか、ズボンを下ろして小便器に向かせようとするのだが、逃げてしまう。。。
この子は発達がゆっくりで言葉による意思表示はまだむずかしい。「いいよ。オシッコ出ないなら、もう行こう」と何度も声を掛けるが、男子トイレの片隅から動こうとしない。
・・・いつのまにか、他園の子も入り乱れていた男子トイレも、わたしとこの子の2人だけになってしまった。
うちの園の子たちはとっくにバスに乗り込んでいる。
そこで、ようやく、わたしは気づいた。・・・この子からも、ウンチ臭がしている!!!。男子トイレ全体がウンチ臭に包まれていて気がつかなかったのだが、「そうか、君、ウンチだね。オムツ替えようね」
ふだん、保育に入らないわたし。この子のトイレトレーニング段階が把握できていなかったのだ。。。
大声で、トイレの外にいた先生にオムツを持ってきてもらい、一件落着。
帰りのバスは、子どもたちも疲れ切っていて、パウパトのDVDを映して走行。無事に、保育園に着きました。
お疲れさまでした。。。