いや、感動することではない、当たり前だと言われるかもだけど。
とっても、綺麗だった。ピカピカだった。。。
昨日のこと。給食室の中に入らせてもらった。看護師の私は、ふだん園児の食事の介助や配膳をすることはないのだが、ちゃんと検便💩の検査は受けている(←腸管出血性大腸菌(O157とか)やサルモネラとか)。なので、給食室に入ることは問題ないのだ。
で、保育園では貴重な ”男手” の私。昨日の夕方近く、ちょっと重たい物の運び込みを手伝ったら、栄養士さんが中を案内してくれた。ちょうど一日の仕事が一段落した給食室。私は初めて中に入った。
・・・街の定食屋さんの厨房とは違うところがある(←当たり前か!)。
それはもちろん『衛生管理』である。棚の置き場所ひとつとっても、清潔な物を置いていい場所、それ以外の物を置く場所、の区別は厳密だ。下処理(したしょり)室から給食室の中に入って、料理として提供されるまでの、食材の一方通行のルート。。。
それらを、しっかり把握している調理員さんたち。
「保健所が入ったら、看護師さん、大変ですよ~」と脅かされる。まだ2年目の私は経験がないが、ノロウイルスの嘔吐下痢症状なんかが園内に広まって保健所の立ち入り検査、なんてことになったら、それはそれは大変なのだそうな・・・。
「もし、栄養士がいない時に、保健所が入ったら、検食はここにありますからね~」
・・・いやいや、そんなしょっちゅう保健所来ないから・・・。
『検食』というのは、まず、毒味のこと。給食の内容が献立に従って作られているか、栄養・衛生・嗜好面で問題がないか、異物は入っていないか、を検査するための試食することで、園長、副園長、もしくは看護師が、子どもが食べる30分前に食べることになっている。
で、もうひとつの『検食』は、実際に使用した食材と提供した料理を保存しておくことだ。50gくらいずつ清潔な容器に入れ、 密封し、ー20℃以下で2週間以上保存するんだそうな。そういうルールであることは聞いていたが、実際に専用に冷凍庫があって、日付順に2週間分の料理が棚に並んでいる。・・・うーん、食中毒が発生したら、保健所はこれを持って行って調べるのか・・・。
しかし、すべてが綺麗でピカピカだ。
3槽のシンク。集団給食では、野菜などは3回洗うのだそうな・・・。まったく、大変な作業である。そして、一日の調理が終わった。そのシンクがピカピカに掃除されていた。うちの園舎は築15年以上、なのに新品みたいだ。説明してくれる栄養士さんは、ちょっと誇らしげだ。
3月は、公立の園では人事異動の季節。園児も卒園だが、先生たちも転勤、退職で入れ替わっていく。あらためて、保育園って、いろんな大人たちの尽力で成り立ってるんだな、と感じ入った私でした。。。
今日はこのへんで。