アレルギーの話です。
その原理とか、機序とか、むずかしいっす。よくわかんないけど。
うちの園でも、60人中3人が卵アレルギー。ひかりちゃん(仮名)、満2歳もそのひとりだ。先日、アレルギーの負荷試験を受けてきたそうな。
ところが聞いてみると、あかりちゃん、負荷試験で5回も嘔吐したという。
・・・な、何?、その、過酷すぎる負荷試験・・・!!???
アレルギーのお子さんは定期的に、年に1回とか、負荷試験というのを受けている。これは、病院に行って、医師や看護師の見守る中、アレルギーの原因物質をたべてみよう!ということである。
アレルギーの治療法として、少しずつ慣らしていこう、というのがある。食物アレルギーは、特に卵は、大きくなるにつれて治ってしまうケースが多い。ほんの少量ずつ、家庭(※)で食べながら、少しずつ量を増やしていくのだ。
負荷試験をやって、実際に、「この子は、一日何グラムまで食べて大丈夫です」と分かるわけだ。
昔は、この負荷試験でその子のギリギリの限界に挑む、みたいなやり方をしたと聞くが、今はそんなことはない。無理のない範囲で行われる。
・・・それなのに、5回も吐いた・・・???
実は、ひかりちゃんは、消化管アレルギーというやつだ。食物タンパク誘発胃腸炎とも言う。
で、ふつう、アレルギーと言うのは即時型、食べた直後にアレルギー反応が出る。皮膚が赤く発疹ができたり、呼吸が苦しくなったり、アナフィラキシー・ショックといって命に関わる状態になることもある。あのエピペンというアドレナリンの自己注射をするのも、この即時型だ。卵が原因の場合は、主に白身の部分である。
一方、ひかりちゃんの消化管アレルギーは、食べてから2~3時間で出て来る。原因となるのも、卵黄の方だ。卵白なら食べても問題なし。たいがいのお子さんは、離乳食開始後、初めての卵黄を食べたあと、何回も吐いてしまって受診する。ひかりちゃんも、生後7ヶ月の時にわかっている。
ググってみると、この消化管アレルギー、食物タンパク誘発胃腸炎は、90年代後半から世界的に増えているそうだ。ふーん。多くは、1歳までに自然治癒、のこりも多くは3歳までに治ってしまうと言う。
ちなみに保育園の給食やお菓子は、完全除去、つまり、”ゼロか、ありか”、です。
”この子は、卵は3グラムまでです” とか、”この子は、卵黄抜きで、卵白のみです”、なんて給食は作れない。卵アレルギーの子は、全員、卵を完全除去。他の子が卵入りのメニューを食べるときは、テーブルも別にして、保育士さんがひとりそばについて、誤食しないように目を光らせる。。。
ひかりちゃんは、残念ながら、次は3歳になった時、もう一度、負荷試験だ。
治っているといいね。。。
今日はこのへんで。