おっす!、おら、悟空!!!。うそ。
さて。
昨日は、ビーちゃん(仮名)と遊んだ。ビーちゃんは2歳児クラスの男の子で、私はふだん1歳児クラスにいるので、あまり接することはない。このビーちゃん、スーパー要注意ボーイなのだ。
もちろん、イヤイヤ期ではあるのだが、それがハンパではない。彼の『いいぃぃぃぃやぁぁぁああああ~~~~!!!!』の雄叫びは天地を揺るがす。孫悟空がスーパーサイヤ人に変身するシーンさながらである。あんなアニメみたいなシーンが、一日に何度も見られるのだ。
じゃあ、どんな子なのかというと、これがかわいい。坊ちゃん刈り風の頭で、体はデカく、ポッチャリめで、なんとも愛嬌のある笑顔である。これがひとたび、自分の意が通らないとなると、スーパーサイヤ人に変身できるのだ。
そして、頻繁にほかの子を叩いたり、つねったりする、突き飛ばしたりして、ケガをさせてしまう。ここが、問題なのだ。だから、ビーちゃんはほぼ特別扱いだ。
「コトリ先生(←私のこと)、ビーちゃんと○○ちゃんの間に体を入れてください」
と他の先生から注意を受ける。そうなのだ、常にほかの子とビーちゃんの間に体を入れて、ビーちゃんが周囲の子を攻撃するのを防がねばならない。それほど、いつ、攻撃が出てしまうのかわからない子なのだ。
昨日も、2歳児クラスを手伝うように言われ、行くと「ビーちゃんを見ててください」とのこと。
「これ読んで」とビーちゃんが絵本を持って来る。発音がまだしっかりしていなくて、赤ちゃんっぽい。慣れないとビーちゃんが何を言っているのかわかづらい。しかし、かわいい。膝の上に勝手に座り込んでくる。重い。デカい。絵本は『いちにちウンチ』だった。ビーちゃんは受け答えも、かわいらしい。私が「うんちってとっても大切なんだね」と言うと「はい」と答える。かわいいやつだ。
すぐに、2、3人ほかの子も寄って来て、絵本をのぞき込む。だいじょうぶだ。ビーちゃんは、膝の上でしっかりホールドできている。このポジションなら、ほかの子をガードできる。
しかし、保育者たる者、そんなことでは足りないのだ。。。
「コトリ先生、○○ちゃんと△△ちゃん危ないです、もっと全体を見てください」
そうなのだ。保育士は、常に10人近い子を視野に入れてなければならない。そして、すぐに駆けつけて、ケンカや転落を防ぐ。(0歳児クラスでも、子ども3人につき、保育士1人が基準なので、数人は視野に入れられないと、お互いに他の業務でその場を離れることができない。)
ひとりを膝に乗せると、駆けつけられなくなるのだ。
これが本当にむずかしい。。。
「コトリ先生、もういいですから、トイレ掃除してきてください」
そして、トイレ掃除に行く。
今日はこのへんで。