運動会、無事に終わりました。
さて、運動会の日、看護師は何をしているかという話をします。
ところで、私はこの保育園ではまだ入職2日目。なので、他園の先輩看護師が指導に来てくれました。。。保育園看護師歴も10年以上というベテランの看護師さんでした。
ここらへんが、公立のありがたさ。人員配置も余裕があるのです。(いちおう、書いておきますが、いくら病棟経験があっても、保育園に初めて来たら何をしたらいいのか分からないものです。私は、保育園看護師になるために、病棟経験がなきゃいけないということはないと思ってます)
まず、登園してくる子の体調確認。・・・は、それぞれ担任の先生がやってくれます。というか、「いつもと何かちがう」を気づけるのは、やっぱり担任の先生。看護師は、体温を測ります。
もちろん、全員じゃなくて、熱性けいれんの恐れがある子です。周期性発熱症候群というのを併せ持っている子もいる。こういったお子さんは、あらかじめ「37.5℃で保護者に連絡、38℃でダイアップ挿肛」などと医師の指示が出ている。10時、午睡前、午睡後、なんて感じで定時に体温を測ります。
園児たち、全員、お熱が上がらなくって良かったです。
で、運動会が始まれば、あとはケガの対応です。
転んで、膝をすりむく子はいねえか・・・?。
運動会はたくさん保護者も来ている。「最後まで走らせてやってくれ!」という親もいる。ふだんなら、だれかケガしたとなれば、すぐに駆け寄って抱き上げるのだが、そのタイミングがむずかしいかも。。。もしも、ケガしても、保育園でするのは、傷口を洗って絆創膏を貼る、打撲なら保冷剤で冷やす、この2つだけです。
それから、あるあるなのが、子どもが興奮して吐いちゃうこと、だそうです。
これ、めんどくさいのです。保育園では、子どもが吐いたら、感染性の胃腸炎(ノロとか、ロタとか)かも知れない!という対応を必ずしなければなりません。外で吐いても、対応は同じ。吐瀉物が飛散しないように何かで覆って、ピューラックス(←次亜塩素酸ナトリウム、保育園の定番の消毒薬)を振りかけて、その土をビニール袋に密閉して捨てる・・・。で、子どもは、できるだけその場できれいな服に着替えさせて、最短ルートで医務室に運び込む。とにかく感染を拡大してはならない。。。
この嘔吐対応というお仕事。厳密なことを言い出すといろいろ手順がやっかいです。以前の民間の園ではかなりテキトーだったのだが、これからはしっかりやらねばなりません。
さあ、何が起こるか・・・?。と、ドキドキしながら、待機していたのですが、幸いケガも負うとも発熱もありませんでした!!!。よかった!
めでたし、めでたし。
しかし、
新コロのおかげで、いまだに以前のような運動会ができていません。0歳から5歳まで全園児で運動会をしてたのに、今年も3歳以上のみで運動会(うちの市では、昨年は、3歳と、4、5歳児、別々に行ったとか)。
保育園、幼稚園によっては、今年やっと3年ぶりの開催、年長さんが最初で最後の運動会だったりしているそうな。。。
何をやってるんでしょう・・・。まったく・・・。
今日はこのへんで。