節分でしたね。
いや、節分がこんなにも盛り上がるイベントだとは知りませんでした。
うちの保育園では、この1週間を ”節分ウイーク” として、いろいろ盛り上げてきたのだ。鬼の面を作ったり、絵を描いたり、鬼にぶつける豆(新聞紙を丸めたボール)を作ったり、鬼のパンツ他、関係ある歌を覚えたり、以上児さんには、ひいらぎや鰯の頭を飾る理由まで、年齢に応じて説明している。
そして、節分には、鬼が来る・・・、と。
2/2(金)。エントランスホールにどこからか和太鼓の音が響いてくる。。。
赤鬼、青鬼、登場。2匹が、0歳児から1歳児、2歳児・・・それぞれのクラスの前に現れる。子どもたちは、保育室から出て来て、豆(新聞紙ボール)をぶつけるのだ!。・・・出て来る勇気のある子は(笑)!。
しかし、鬼のコスチュームがすごい!。全身スーツに、顔もすっぽりかぶるお面。職員同士でも、誰が中に入っているのか全然、分からない。肉襦袢というやつで、体型も、すっかり鬼である。それが、金棒を振り上げてやってくる。。。
これ、みんな、泣くんじゃないの?、と思ったが、1歳児、2歳児は、勇敢に保育室から出て来て、ボールをぶつける子がほとんだ。先生にしがみついて泣いている子はチラホラ。
実況の先生がマイクで盛り上げる「みんな、がんばって。鬼さんを追い払うときは、何て言うんだっけ?。鬼はぁ~、そとぉ~・・・」。そんな声も聞こえないほどの、エキサイトぶりだ。
4歳児、4歳児の部屋は廊下の奥。2匹の鬼が進んでいくと、最後は、大きい子たちが応戦して、鬼はエントランスホールに押し戻され、最後は玄関から逃げていく、という設定だ。
さすが、4、5歳児は強い、勇敢だ!。と思いきや、泣いてる子もいる。それでも、クラスのみんなのくっついて、ボールを投げている。・・・とうとう、2匹の鬼が後退してきた、いよいよクライマックス!。ここで、園長先生がひいらぎの枝(鰯の頭がついている)を振りかざして登場、鬼は玄関から出て行ったのである。めでたし、めでたし。
さあ、みんな、落ち着いて、園長先生のお話を聴きましょう。。。
と、見ると、4歳児男子、A太郎(仮名)が固まったまま、ガン泣きしている。。。よしよし、だいじょぶ、だいじょぶ、がんばったね、私もひざまづいて、その小さな背中をさすってやる。すると、それを見ていた弟のB次郎・2歳児が駆け寄って来る。兄が泣いているのを目の当たりにして、自分も恐怖が呼び覚まされたらしい。。。そのまんま、兄弟を抱いて、よしよしする私。・・・かわいい。。。ふだん、私に向かって、ジジイとか言ったりするA太郎が・・・かわいい♡。。。
かと思うと、同じ4歳児でも、ほこらしげな男子がいる。「○○(←自分のこと)、△△ちゃん(←同じクラスの女子)のこと、守った!。△△ちゃんの前に出て、鬼にぶつけた!」などと、聞かれてもないのに、私にアピールしてくる。。。
みんな、かわいい。。。
伝統行事はいい。
今日はこのへんで。