50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

この子たちが ”ふつう” なの?。。。若き保育士の悩み。。。

 2歳児クラスの担任は、若鷹先生(仮名。社会人2年目)。。。

 昨日の2歳児クラスは、若鷹先生と、もうひとりフリーの先生(クラスを固定せずにその時々であちこちのクラスをヘルプする先生)。わたしもいるのだが、わたしはピヨ君という発達凸凹の子にマンツーマンでついているので、あまり役には立たない。

 昨日の2歳児クラスは ”荒れていた”・・・。子どもたち8人が、みんなが荒ぶっていた。

 特に、午前中の外遊びから帰って来てから、給食を始まるまでの時間、ケンカして泣き叫ぶ声が耐えなかった。

 たった8人?、というなかれ。なかなかにタイヘンです。

 若鷹先生は、その都度、ケンカをなだめたり、あるいは、全体を落ち着かせるために、遊びを切り替えたり(この日は、ボールプールから塗り絵へ)、みんなを集めて絵本を読んだり、フル回転である。

 ようやく、全体の雰囲気が落ち着いて、給食の配膳を始めた時には、さすが若鷹先生も疲れている。「あー、もー、今日はホント疲れたー!。どうしていいか、わかんないっすよぉー」と若鷹先生。

 社会人2年目とは言え、わたしは彼のことを尊敬している。彼はほんとに子ども好きで、アンガーマネジメントも良くできている。わたしなんか、言うことを聞かない子に、すぐに怒りを感じてしまう(もちろん、それを現さないようにしてますが)。

 「もー、ずーっとケンカしてるし、これがふつうなのか、わかんないですよ

 と、若鷹先生。これが、保育士のあたりまえの悩みではないだろうか?。

 自分のクラスの状態が、ふつうに、2歳児クラスではどこでも見られる状況なのか、自分の保育がどこか足りないのか、間違っているのか・・・。それが、わからないのだ。

 うちの保育園にも、キャリアの長い先生たちはいる。しかし、時代も変われば、保育の常識も変わってくる。たまには、よその園などに行って、じっくり同じ2歳児クラスに関わらせてもらえばいいのだろうが、そんなのを受け入れてくれるよその園もないだろう。そもそも、うちの園は、人手不足で休みを取るのもタイヘンだ。

 結局、若鷹先生は、あと数年、がんばって、自分なりの自信を身につけるしかないのかな、と思う。

 

 これが、”ふつう” かわからない。。。

 けっこう、小規模な保育園につとめる先生の悩みだと思うんですけど。

 

 今日はこのへんで。