今日で9月の平日は終わり。
今勤めている保育園も今日で最後だ。清々して背中に羽が生えて気分だが、出会った子どもたちは、みんな可愛い。もちろん、保育士の先生たちも、いい人ばかりで、尊敬している。
保育士の仕事は不思議だ。自分たちの保育が正しかったかどうか、検証のしようがない。1年後、5年後、10年後と、子どもたちを追跡することもできない。
社会的に成功する子もいれば、犯罪者として檻の中にいる子もいるだろう。それが、保育園での体験のせいなのかどうかはなんとも言えない(←そもそも、人間は4歳までの記憶は思い出すことができないという)。
まして、その子が幸せな大人になれたかどうかなんて、神様にしか分からない。
「窓際のトットちゃん」のように、有名人が ”今の私があるのは、あの学校のユニークな教育方針のおかげです” みたいな回顧録によってクローズアップされるが、本当のところは誰にも分からない。(←トットちゃんは小学校かな?)
せいぜいが、「小学校でもついていけるように」、「小学校でちゃんと授業中、最初から最後まで席に座っていられるように」、みたいなところだろうか。
自己肯定感とか、豊かな人間性とか、そんな保育目標をどこの園でも掲げているはずだが、ベテランの保育士さんはどんな手応えを持ってこの仕事を続けているんだろう?。なんて、考えてしまう。
まあ、わたしも10月からは別の園で、まだしばらく保育の仕事に関わっていくつもりだ。
しかし、やっぱり、子どもはかわいい♡。これは、動物の本能だから、しかたがない。わたしの方が癒やされたりしている。
今日で最後。今日1日、事故のないように。。。
仕事は他の先生たちにまかせて、今日はたくさん抱っこしよう。0歳から6歳まで。
では。