なんでだろう?。
最近、2歳児のクラスに入っていて、泣いている子が、他の子たちに叩かれるのをよく見る。
誰かが泣いているとしよう。もちろん、本泣きである。2歳児クラス、つまり2~3歳の子どもたちだ。お友だちとオモチャの取り合いをしたとか、そんな理由で、ウエエエ~ンと泣いているとする。盛大に悲しさをアピールするような泣き方だ。
すると、争いに関係ない子が、そばに寄って来て、泣いてるこの頭をパカンと叩く。で、また別の子がやって来て、やっぱり泣いてる子を叩く。また、次の子が・・・。もちろん、保育士が止めに入るのだが、なんでこんなことをするのだろう?。
中には、はっきり楽しそうに笑いながら、叩く子もいる。しかも、電車のオモチャとかで叩く。泣いている子にとっては、まさに泣きっ面に蜂、鬼のような所業である。。。
もちろん、これは、誰かひとりがいじめの対象になって、というわけではない。泣いていると、誰でもやられるのだ。
不思議。幼児の本能なのだろうか。
やっぱり、人をいじめて、泣かせて、面白がる気持ちというのは、人間にデフォルトで備わっているのかもしれない。水に落ちた犬は叩け(← 意味をよく知らないけど)。
そう言えば、ダウン症のミーコちゃん(仮名・3歳)もそうだ。彼女の場合、知的な発達にも遅れがあり、よく周囲の子を叩いてしまう。もちろん、彼女なりの怒り、理由がある場合もあるが、全く理由がわからない時も多い。ミーコちゃんも、近くの子が泣き出すと、その頭をパカンと叩くことが多い。
幼児って、そういうものなのかな。つまり、人間ってそういうものなんんだろうか。
今日はこのへんで。