いや、正直に言うと、そんなに・・・、いてもいなくてもいい感じではある。。。
特に、私のような新米は存在感が薄い。
だいたい、”保健室の先生” としての役割は、うちの保育園の場合は、園長、副園長が担っていた。私という看護師が来る前は。で、今もそうである。「医務室で休ませましょう」「お迎えを依頼しましょう」「病院へ連れて行きましょう」「今日は、預かるのをお断りしましょう」。すべて、決定は園長先生である。
実際、私も看護師免許を持っていると言うだけで、2年前まで、ごく普通のサラリーマンだったのだ。まだまだ、初めてのことだらけだ。
でも、うちの園に来て、早、3ヶ月が過ぎ、先日はこんなことがあった。
「は~い、○○ちゃん、看護師さんに診てもらおうね。だいじょうぶだよ、って言ってくれるかな?」
と、担任の先生が3歳児を連れてくる。
・・・○○ちゃん、また泣いている。。。ここが痛い、あそこが痛い、というのは、○○ちゃんがすねている時、イヤイヤモードに入っている時のアピールなのだ。実際に子どもは痛みを感じているのだろう。
「看護師さん、どうですか?。○○ちゃん、ここが痛いって言ってるんですけど」
芝居がかった口調で担任の先生が言う。○○ちゃんが可愛いお手々を差し出す。
・・・もちろん、見た目には何ともなってない。
私も言う。「○○ちゃん、ここ痛いの?。でも、だいじょうぶだよ」などと言いながら、しばしやさしく手を重ねて、「はい。だいじょうぶだから、おやつ食べちゃおうね。また、痛くなったらおしえてね」
○○ちゃんも、もう泣いてない。「よかったね~。看護師さんがだいじょうぶだって」と担任の先生が部屋に連れて帰る。
私がバイバイと手を振ると、○○ちゃんもニコッとして手を振り返した。
・・・なんというか、これも、看護師がいるメリットのひとつだろう。看護師が「大丈夫」と言ったんだから、もう安心。。。実際、これは、なかなか侮れない効果なのだという。
子どもたちも、特に4歳、5歳になると、私が看護師という職種であることを理解しているので、私が保育室に入って行くと、「ここが痛い」「ここが痒い」とかアピールしてきたり、手足の傷を ”見せびらかし” に来たりする、今日この頃である。
少しずつ、看護師がいる、と言うことが定着してきたようにも思える。
なんか、くすぐったいような気分だ。
今日はこのへんで。