50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

半農半Xなお仕事。。。保育士???

 半農半Xという言葉をご存じだろうか?

 農業一本で食べていくのはむずかしい。でも、農業をしたい。じゃあ、仕事は半分は農業、半分はX、何か別の仕事をして生きていこう、というライフスタイルだ。

 最近、農業系のYouTubeで言っていたのだが、この半農半Xというやり方に注目が集まっているらしい。何しろ、日本の農業は衰退の一途だ。農業者の高齢化とともに、担い手不足でどんどん耕作放棄地が増えていく。。。

 今まで、日本の農政は、大規模化、経営の効率化をひたすら提唱してきたのだが、実際にはもうそんな農業は続けられない。しかし、現代の日本には、農業に憧れを持つ若い人は潜在的にたくさんいる。じゃあ、どんな小規模でも、田畑を荒さずに、農業してくれる人を増やそうよ!、という流れらしい。では、

 半農半Xって、兼業農家とどう違うの???

 ハッキリした定義なんてないようだが、わたしの感覚ではザクッとこうだ。

 兼業農家っていうのは、そもそも代々農家な人たちのこと。高度経済成長のころから、農業では現金収入が少ないとか、農業は経営が不安定だと言った理由で、若い世代が公務員やサラリーマンやりながら、相続した農地を耕すようになった。もちろん、祖父母の代までは、専業農家で今も毎日、畑仕事を手伝ってくれる。土地も農機具も、栽培のノウハウもひととり、最初からそろっている・・・。みたいなイメージ。

 で、半農半Xというのは、もうちょっと新しい言葉で、1990年代に生まれた言葉らしい。そもそも農家じゃなかった人たち。都会でのサラリーマン生活に疲れ、あ、農業っていいな、”農のある暮らし” っていいかも♡。しかし、農業を始めるには法律的な壁や、実際、収益が上がるかという問題がある。一方で、今までやってきた仕事やスキルも放り出してしまいたくはない・・・。というわけで、農業も、他の仕事も半々にやっていきます、という人たちだ。

 ♪ハァ~、土地もねえ、農機具もねえ、栽培技術は初心者だ・・・♪(by吉幾三『俺ら東京さ行くだ』)、みたいな感じだ。

 当然、どこかの田舎に、自分の農地と、住む場所を探すことから始めなければならない。

 で、YouTuberさんのお話に戻るのだが、このXエックスに適した職業というのがある。もちろん、パソコン一台あればどこにいてもできる仕事が最強だが、そのほか、看護師、保育士がそうだという。なるほど、保育士は給料は低めだが、全国どこでも求人はある。看護師に至っては、どんな田舎でも、老人さえいれば仕事はある。。。

 なるほど、これからは、半農半保育だ。。。

 そう思ったわたしである。

 今日はこのへんで。