50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

初めての受診同行。。。

 受診同行。。。こんな言葉、ご存じでしたでしょうか?。いや、意味は字のとおり、病院に受診するのに、くっついていくことなんだけど。

 保育園でのケガや病気。救急車を呼ぶほどではないけど、医者には見せなきゃというレベルの。そういう時は、職員が園児を病院に連れて行く。たとえば、骨折の疑いとか。子どもの場合は、骨折してもあまり腫れなくて、レントゲンを撮るまで分からないケースもある。

 で、もうひとつ、よくあるケースが、顔の傷である。

 もう、保育園あるあるなのだが、ケンカして顔をひっかかれた、というケース。ほんとによくあるのです。幼児は肌が弱くて、痕がつきやすい。で、この痕が、どのくらい長く残るか、ほんとにわからないのだ。きれいになくなるまで、1年近くかかったという話も聞く。男の子でも、女の子でも、顔の傷は気を遣うのです。

 昨日は、年中さんのポヨンくん(仮名)。同じクラスの男子とトラブルになって、顔にひっかき傷ができた。。。出血というほどの出血はなく、表皮が剥けて長さ1センチほど、細ぉく、赤くなっている。

 園長と担任と看護師の私で、ポヨンくんの顔をのぞき込みながら、緊急会議。

 まず、担任からポヨン母に電話連絡、医者に連れて行くか、その意向を確認する。この時点で、医者につれってくれ、と言われれば、職員が連れて行くのである。で、もちろん、お母さんだって、傷を見なければなんとも言えない、ということで、早めにお迎えに来てくれることになった。

 お母さん、到着。

 この時点で、2時間ほど経過しているが、ポヨンくんの傷は、太く、しっかり赤くなっている。しかし。・・・やっぱり、微妙である。お母さんも、このひっかき傷で病院に連れていくほどなのかと思案顔。

 園長「やっぱり、お顔の傷ですからね。医師に診断してもらって、何もしなくていいよ、ということなら安心ですしね・・・」と、明らかに受診するように誘導している・・・。

 で、結局、近所の皮膚科を受診。お母さんとポヨンくんはマイカーで。担任と私が保育園の自動車に乗り込んで、クリニックに向かう(公立なので、公用車が1台あるのです)。

 わたしたちも診察室に同席したが、医師は開口一番、「あ、この傷はすぐ消えますよ」。・・・よかった、ホッとする担任とわたし。

 ポヨン母も、特に保育園の過失を追求するわけでもなく、おだやかに現地解散。

 ちなみに、保育園でのケガや病気は、日本スポーツ振興センターの災害共済給付(スポしん)というのが使えて、あとで多めにお金が返ってくるのだが、その分、手続きがやっかい。これは、細かい話なので書きません。。。

 

 初めての受診同行。。。大事じゃなくてよかった。

 しかし、これも保育園によって大きく異なります。わたしが前にいた民間の園では、人員がギリギリだったこともあり、顔のひっかき傷で受診同行なんて考えてもみませんでした。こちらは、公立ということもある、担任とわたしの2人体制で、同行。あとあとのために、しっかり医師に診せておこうという感じ。それぞれですね。

 

 ポヨンくんの傷がきれいに消えますように。。。

 今日はこのへんで。