さて。
このところ、お熱でやって来る子が続きました。だいたい目安は38℃。もちろん、機嫌や活気、顔色なんかを総合的に見て、園長が保護者にお迎えを依頼するかどうか、決定します。
で、お迎えが来るまでの時間、医務室でわたしがその子を静養させるのです。
もちろん、子どもは ”静養” しない。むしろ、子どもがおとなしく布団に入って目をつぶったら、それは相当、弱ってます。。。グッタリしてるということです。
みんな、医務室のオモチャで限界まで遊ぼうとします。
医務室には、担任の先生と離された子がさびしくて泣き出さないように、楽しいオモチャや絵本があります。もちろん、その子を消耗させない程度に、うまく遊ばせながら、休ませておくのが、わたしの仕事だ。
先日は、3歳児のオオゾラくん(仮名)。医務室のお買い物オモチャが気に入ってしまった。。。電池を使う、音が出るオモチャは、医務室にしか置いてないのだ!。キティちゃんのレジスター。商品カードをピッとすると、『○○円です♡』なんて声が出る、なかなかよくできたオモチャだ。
以来、オオゾラくんは医務室で遊びたくてしょうがない。
子どもの具合が悪い時は、担任の先生が、まず事務室に連れてくる。
担任「オオゾラくん、鼻血、出ました」(←子どもはぶつけたりしなくても出すことがよくある)
担任「オオゾラくん、口の周りにポツポツが・・・」(←じんましん、発疹もよくあるが、ほとんどが原因不明のまま消退するようだ)
担任「オオゾラくん、37.9℃です」(←子どもは子どもは37.5℃までが平熱。水分採らせて落ち着いてからもう一度検温します)
そのたんびに、オオゾラくんはわたしの手を引っ張って、いそいそと奥の医務室に入ろうとする。
園長「オオゾラく~ん、もう、クラスに戻っていいよぉ~」
オオゾラ「やだ。もっと、このおへやで、おままごとしたい」
・・・いやいやいや、そういうお部屋ではないから・・・。すっかり、わたしにも馴れてくれて、それはそれで嬉しいのだが。
かわいいオオゾラくん。具合が悪くなった、また遊ぼうね。。。
今日はこのへんで。