4歳児クラスの出来事(←もう半分以上の子は満5歳になってる)。
ゴンゾーくん(仮名)が泣き散らかしている。その場にいた副園長が聞くと、「リリーちゃん(仮名)にたたかれた」そうな。
え?、逆じゃないの・・・?
ゴンゾーに叩かれて、リリーちゃんが泣いてるのではない。その逆。しかし、リリーちゃんは小柄で、道理の分かる、やさしい女の子だ。
「リリーちゃん、ゴンゾーくんを叩いたの?」と副園長が聞くと、リリーちゃんは困った顔で「うん」と答える。リリーちゃんはその場にいたお友だち数人を、順番にハイタッチのように ”たたいた” のだそうだ。ハァ~イ、みんな、今日も元気?、みたいに。
え?、それだけで、ゴンゾー泣いちゃってるの・・・?
とお思いだろうが、保育園男子なんてまだそんなもんなのだ。このゴンゾーもふだんはヤンチャである。ゴンゾーという仮名がよく似合う男である。ふざけ半分に他の子を軽く叩いたりするのも、しょっちゅうだ。・・・なのに、今は、泣きじゃくっている・・・。
リリーちゃん、良い子である。「ゴンゾーくん、ごめんね」とちゃんと謝ることができた。えらい!。リリーという仮名がよく似合う。しかし、ゴンゾー、
「ぜ~っったい、ゆるさない!」とさらに泣き続ける。怒りがおさまらない。おい、おい、おい・・・、しまいには、
「これからは、リリーちゃんのこと、”ばかリリー” ってよんでやるぅ!」
・・・まだ泣き続けるゴンゾー。これには、副園長がいいかげんにしろと怒った。
この副園長、アラフォーの、肝っ玉母さん風の方である。時に熱血である。ここからは、副園長とゴンゾーの親子げんかのようになっていく。思春期か!。「もう、いいかげんにしなさい」「やだ、ゆるさない」・・・
そして、とうとう、ゴンゾーが、
「もう、たびにでてやる!」と言い放った。。。
一瞬で脱力した副園長。笑いをこらえながら・・・。いつ、出るの?。長い針がいくつになったら・・・?
結局、ゴンゾーは給食を食べたら、旅に出ることになったのだが、その頃には、すっかり忘れて、みんなと一緒にお昼寝をしてました。めでたし、めでたし。
今日はこのへんで。