<前回までのあらすじ>
アニオくん(仮名・4歳児クラス)。園庭で走り回って、他の子と激突。上の前歯がズレて、保育園から直接、歯科医院へ。お母さんも会社から、歯科医院へ合流。
女医さんが説明してくれる。少し削って調整できるかと思ったが、できなかったという。まだ、お口を閉じようとしないアニオくん。「このままだと、アニオくん、ご飯が食べられないので、麻酔を掛けて力尽くで、元の位置に前歯を矯正します。」
・・・しかし、結果的に歯を失う可能性もある、という。
で。
歯科医院側にもいろいろ準備があるのだろう。すぐにはできない。一度、帰って、2時間後にまた来てくれと言われる。ここは、夫婦の歯科医がやっていて、人気のあるクリニックなのだ。なかなかに混んでいる・・・。
時間はちょうどお昼時。アニオくんは一旦、お母さんとおうちへ帰って、ゼリーなどで栄養補給して、また歯科医院に来ることになった。
そして、2時間後。
「前歯が元の位置に戻って来たんですけど・・・」とお母さん。
「え???、そんなことってあるの???」
ゼリーを少し流し込んで、お昼寝をしてたら、いつのまにか戻ったらいい。。。素晴らし幼児の自己修復力。
でも、歯ってそんなもんなの?、わたしが歯にぐらつきがないことは確認したんだけど・・・、いや、素人のわたしはともかく、歯科医が夫婦で驚いている。。。
「うそ、もどったの?」わざわざ夫のドクターも覗きに来る。
アニオくん、きれいな歯並びに戻っている。ビックリである。さすがはアニオ。
とは言え、戻った歯はぐらつきがあり、ボンドで固定することになった。(←副園長によると、幼児ではしょっちゅうあることだそうな) 2~3週間、経過をみることになった。
何はともあれ、翌日からすっかり元の笑顔で登園してくれたアニオくん。
よかったね。
以上、アニオの前歯事件でした。
今日はこのへんで。