50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

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映画『クリエイター』を観たよ。。。

 観てきました。以下、ネタバレです。・・・って、いまいち設定を理解できてないところはあるんだけど、まあ、そこは大らかな気持ちで。

 面白かったです。。。

 2075年、人類とAIの戦いが始まった!、的な話なのだが、そうではない。

 アメリカ VS ニューアジア、なのだ。

 アメリカは、『われわれ西側諸国は・・・』という言い方をしているが、AI撲滅を目指す残虐で好戦的な人々。対して、ニューアジアは、AIと共存する社会を作り上げたおだやかな牧歌的な人々。ちなみにニューアジアのロケ地は、日本、タイ、ネパール、インドネシアなどのようだ。2075年にも水田がきれいです。。。

 ここで言うAIは、すべて人間型のロボットたちである。

 つまり、ザクッと言うと、血に飢えた人間たちと、おだやかな人間&ロボットたちの戦いなのだ。。。で、持っている兵器は、やっぱりアメリカの方が上なのだ。

 今まで観てきた『ターミネーター』などの世界とはちがう。AI=ロボットたちが、どこまでも ”人間型” なのだ。

 どこまでも人間そっくりなロボットたち。そっくりだから、その強さも人間並みだ。ターミネーターのように一騎当千な怪物ではない。腕に武器が仕込んであったり、おなかからマシンガンの銃口が出てくるわけでもない。ロボットたちも銃を持って戦う、なければ素手で戦うのだ。そして、ロボットも人間と同じように、銃で撃たれれば死んでしまう・・・。

 そして、死んだロボット仲間を悼み、泣いてすがりつき、荼毘に付したりする。映画の中では、僧侶にもロボットがたくさんいる。あのチベットの僧の格好したロボットたちがお経を上げてたりする。。。戦争孤児となった人間の子どもたちを拾って、慈しみ育てるロボット夫婦も多い。まさに共存。

 だいたい、ロボットというと、全員同じ顔だったりしそうだが、ひとりひとりみんな顔がちがうのだ。ここが分からなかったのだが、この映画の設定では、ひとりの人間をコピーすることで、一体(あるいは複数の?)のロボットが造られるらしい。AIたちを支援するために、あなたを『寄付してください!』というような広告が都市部に流れている。

 どこまでも人間そっくりなロボット。ここまで来ると、もはや、ロボットである意味があるのか?という気分になってくる。これ、ただのアジアとアメリカの戦争の映画なんじゃないの・・・?という疑問もわいてくるほどだ。。。

 で、あっさり書いておくけど、戦いはニューアジア側の逆転勝利。アメリカ人たちの冷酷無比の巨大爆撃機を破壊しました。めでたし、めでたし。

 主人公はロボットのまだあどけない女の子だが、この子が成長する最終兵器だったのだ。彼女が大きくなればやがて、すべての機械をどんなに離れていても自由自在に操れるようになるというのだ。この女の子がとってもかわいかった。。。♡

 ロボットに顔をつけて、友だちになったり、家族になったり、っていうのは、やっぱりアジア的なんだろうか?。”アメリカ人”はそういう感覚ないのかなぁ、なんて思いました。

 いろいろ突っ込みどころがある、とっても面白いSF映画でした。

 気軽な気持ちで観てみてください!。おすすめです。

 長くなりました。

 今日はこのへんで。