50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

「したくないことは、しない!」。。。映画ドラえもんのメッセージ。。。

 昨日の続きを書いています。

 映画ドラえもんのび太と空の理想郷(ユートピア)』の感想です。

 

!!!ここからは、ネタバレになります!!!

これから、観るというひとは読まないでね。

 

 「誰もが優等生になれる」。それがユートピア。ボクも優等生になると決意したのび太は、ユートピアを探しを始める。そして、ついに、ドラえもんのび太ジャイアンスネ夫、しずかちゃんの一行は、それを見つけてしまう。ここで暮らせば、だれでも優等生になれるのだという・・・

 時空を超えてさまようパラダピア。その空飛ぶ人工都市には、400人の人々が住んでいる。なぜ、ずっと見つからなかったの?。なぜなら、パラダピアは、悪者から逃れるために、その姿を隠し、時間と空間を移動し続けている。(日本の竜宮城伝説の正体も、たまたま、7世紀の日本の海底に移動したパラダピアの目撃譚だった、というお約束もあり!)

 しかし、その悪者こそが、本当は正義のタイムパトロール。実は、パラダピアを支配しているのは、とあるマッドサイエンティスト。住民は、怪光線を浴びせられ、心を失い、ただ操り人形のように暮らしている。つまり、博士が発明した怪光線によって、洗脳され、心を失うと、誰でも”優等生”になれてしまうのだ。

 やさしく、温厚になったジャイアンスネ夫。。。パーフェクト小学生だ。しかし、なぜか、のび太には、光線の効果がんかなか現れないのだ(笑)。ひとりだけダメ小学生のままでいるのび太。さすが、のび太、タフである。そして、ドラえもんもロボットなので、光線は効かない。

 ついに正体を現したマッドサイエンティストのび太ドラえもんの命がけの戦いが始まる。洗脳された人々をここから助け出して、どうにかして、タイムパトロールに通報するんだ・・・。

 というストーリー。ユートピアのお話、というより、洗脳のお話。

 心をなくすな、君には心があるはずだ、自分の頭で考えるんだ。そんなメッセージを受け取りました。

 パーフェクトネコ型ロボット VS ドラえもん。この2人も心を持っている。

 みんな、乱暴だったり(ジャイアン)、意地悪だったり(スネ夫)、ちょっぴり頑固だったり(しずかちゃん)、そんな凸凹があっていいじゃないか。欠点もあるのが人間じゃないか。そんなメッセージを受け取りました。

 ボクはのび太だ。自分のしたいことをして、したくないことはしない、怠け者ののび太だ!。(←セリフは、正確ではありません。うろ覚えです。念のため)

 ラスト。のび太ドラえもんの必死の訴えが、ジャイアンたちの心を目覚めさせる。名台詞のび太のくせに」。。。ジャイアンスネ夫、しずかちゃんも戦いに加わる。もう、百人力だ!

 今回も、タイムパラドックスのおしゃれなネタが仕込んであります。それは、さすがに観た人だけのお楽しみ。21世紀の現代を、青い虫にされて飛び回っていたドラえもん・・・♡

 

 物語の中では、心がある、心を失っていない、自分の頭で考える、とはどういうことか?という問いが投げかけられる。そして、この映画では、「したくないことはしない!」という言葉が強調されていたように思うのだ。

 みんな違って、みんな良い。だから世の中は面白い。というおきまりの模範解答に加えて(セリフは正確には覚えてないですが)、この「したくないことはしない」んだというフレーズが、なぜだか、しっかり繰り返されていたように思うのです。・・・私だけ???

 監督や脚本家は何を思って、この作品を作ったんだろう。

 ネタバレを書いておきながら、やっぱり、観てください。。。オススメです。

 今日はこのへんで。