以前、このブログにも書きましたが、うちの園では、カブトムシの幼虫を飼っています。飼ってると言っても、虫かごの中に、カブトムシの土を入れて、その中に入れてただけなんだけど。「赤ちゃんたちが寝てるからね、そっとしておこうね」というわけで、ふだんは誰も気にもとめていなかった。
それが、先月。見ると、蛹ができているではないか!。虫かごの外から確認できるのは、1匹だけ。これは、ひょっとすると・・・。
そして、昨日、3歳以上児のクラスが騒然としている。いや、いつも、騒がしいのだが、
「コトリ先生(←私のこと)、カブトムシ、さわれますか?」
と聞かれた。土の上に出て来た成虫を、別の虫かごに移すのだそうだ。え?、そりゃ、もちろん、さわれますけど。
行ってみると、ちっちゃいカブトムシが、なんとオスだけ3匹!!!。
実を言うと、私も自分でカブトムシを幼虫から育てた経験なんて無いのだ。
何十年ぶりだろう?。一番ちっちゃいのは、私の親指の第1関節くらい。かわいい♡。
カブトムシの、短いほうの角をつまんで持ち上げて、園児たちに見せてあげる。
子どもたちの悲鳴にも近い声が上がる。
・・・私は英雄になった。だって、私はカブトムシをつかめるのだ。
「コトリせんせえ、なんで、カブトムシつかめるの?」
いつも、私に生意気なことばかり言う、年中のムーちゃん(仮名)も私に畏敬の念があふれている。・・・ありがとう、カブトムシ。
いやいやいや、コトリ先生は、ふだん君たちが虫かごに集めているダンゴムシには、さわりたくないんだけどね。でも、ちょうどいいや。みんなしてさわりまくったりしたら、カブトムシもかわいそうだから、そっと観察してあげようね。。。
あとで、別の先生に質問される。「コトリ先生、カブトムシをひとつのカゴに入れておいて、共食いとかはしませんか?」 しません。心配いりません。
今日はこのへんで。