ピヨ君(3歳4ヶ月)とのこと。
彼との関わりが、一向に上達しない・・・。
私は彼とマンツーマンで配置されているのだが、全然、進歩しない。トホホである。
昨日も、園にリトミックの先生が来た。リトミックというのは、音楽に合わせて体を動かすものだが、できるだけ、ピヨ君も参加できたらいいなと思っているのだが、これがなかなか大変だ。ピヨ君は知的な発育の遅れに加え、発達凸凹もある。
まず、先生が電子ピアノを弾き始めたとたん、ピヨ君はピアノに突進して鍵盤をバンバン叩こうとする。そのピヨ君をつかまえて、ピアノから引き離す。しかし、ピヨ君はすでに体重17キロ、重い。。。そして、あらん限りの力で、私の手を逃れ、ピアノの鍵盤を目指して一心不乱に進もうとする。
他の子たちは、可愛いマラカスやスティックを持って、リズムに合わせて、鳴らしたり叩いたりするのだが、ピヨ君はすぐに投げ捨ててしまう。そして、ピアノに突進、の繰り返し。
ピヨ君は、他の子を模倣しようというのがないし、音楽を聴いてリズムに乗るとかということもない。音源がCDラジカセであれば、ラジカセに触ろうとする突進するだけだ。
とにかく、ピヨ君を引き離さねばならない。しかし、ピヨ君は何度でも繰り返す。もう私もくたくたになる。正直、いやになってくる。ピヨ君に怒りを感じてくる・・・。
一日がこの繰り返しだ。ピヨ君の突進する対象がローテーションしていくだけだ。トイレの便器、電話の子機、隣の部屋へのドア(力尽くで開けようとする)・・・。少しでいいから、じっとしててくれよぉ・・・。
しかし。
他の保育士さんたちは違う気がする。
ピヨ君は、人見知りというのがなく、他の保育士の先生を見ればすぐに甘えに行く。「あっこ(抱っこ)」「チュ♡(チューの意味。ママがしてくれるらしい)」と言いながら誰にでも抱きついていく。(外遊びの時には、通行人にも行ってしまうことがある。)
しかし、私はそうそう、しょっちゅう、”あっこ” してあげる気になれない。重いんだよぉ。よだれもすごいし・・・。
しかし、しかし、
保育士の先生方は、よくピヨ君を受け止めていると感じる。特に女性の先生たち。みなさん、さも愛おしそうにピヨ君を抱きしめる。そして、赤ちゃんをあやすように、ピヨ君をかわいがる。ピヨ君も幸せと楽しさが一杯の表情になる。
その様子を、疲れ果てた私が脇で見ている。私のしばしの休息タイムである。
ぼんやりと、これが「母性」とか「愛情」とかというものかな、とも思う。私には足りていないのかも知れない。
ピヨ君にしたって、自分のやりたいことをやらせてくれない、自分を取り押さえるばかりの私はあまり好きじゃないだろう。何てことも思う。
まとまりがつかなくなりました。
今日はこのへんで。