50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

煮詰まる二人・・・。私と園児。。。

 最近、二人が煮詰まってきている。二人とは、私とピヨ君だ。

 (あ、ちなみに、”煮詰まる”という言葉は本当は良い意味で使うらしいのだが、私たちの場合は”行き詰まる”という意味である。)

 ピヨ君(仮名)はたびたびこのブログにも登場する、私の受け持ちの園児だ。満3歳になる彼は、とある難病でてんかん発作を起こしやすい、なので看護師の私が特に受け持ちということになった。障がい児保育を支援するために「加配」という制度があって、概ね障がい児2名に対して保育士を1名当てられる。

 ピヨ君は、実年齢よりもひとつ下の、1歳児クラスで過ごしているが、あんまり他の子どもたちと一緒の行動は取れない。特に戸外活動。

 うちの園のスケジュールは、1歳児クラスの場合、

 AM 9:00までに登園、で、オムツ替えたりして、おやつの牛乳、であとは戸外活動。要するにお外で遊んで来るのです。

 AM11:20 給食。で、午睡。だいたい正味、12時~2時40分まで、2時間半くらいはある長いお昼寝タイム。

 PM 3:00 おやつ。牛乳と何かパンケーキとか。で、音楽に合わせて、みんなで踊ったりをちょっとやったら、あとはお迎えが来るまで自由に室内でお遊び。

 この1日で、まず午前中の戸外活動。ピヨ君は、発作が起こったら、を考えて、私のほかに主任先生がつかなければ公園などには出かけない。でも、主任は忙しいといううんことで(現に忙しいのだが)、結局、1度もピヨ君は園から離れた公園には行ったことがない。私と2人切りで保育室で遊ぶ。

 ピヨ君は、発達の凸凹もあり、なかなか目が離せないのだ。手洗いの排水溝や便器に手を入れたがる、高いところに登りたがる、ドアの鍵を掛けていても、自分の重たい体重を利用してむりやり開けてしまう。。。それを制止しようとしても、何度でも全力で抵抗し、金切り声を上げて、泣き叫ぶ。「気持ちの切り替えがむずかしい」ということなのだと思う。

 また、ピヨ君はほかの子よりも1時間くらい早く昼寝から覚める。ピヨ君は寝ているほかの子に触りたくてしかたない。そこで、別室に連れて行き、また私と2人切り。

 ・・・なかなか、ピヨ君の興味を引く、熱中できる遊びを見つけてあげられないのだ。いくつか、ピヨ君の好きなオモチャ、ふれあい遊びなどは見つかった。しかし、それに飽きると、つまり、こちらが提示する遊びのネタが尽きて、後手に回ると、ピヨ君に振り回されることになる。ひたすら、2人切りで、金切り声で泣き叫ぶピヨ君を押さえつけ、なだめるだけの時間になってしまう・・・。これをやっていると、この時間自体が虐待なのではないかと思えてしまう・・・。

 

 今日はこのへんで・・・。煮詰まっています・・・。