前回に引き続き。
自分で前回のブログを読んでみた・・・。発達凸凹のピヨ君との付き合い方。
①気長にやる。
②次は何をするのか、よく言って聞かせてから、次の動作に移る。
あらためて、思う。・・・キホンのキ、だろ・・・?。去年の12月から受け持ってて、何を言ってるんだ、わたしは。・・・バカなのか?。
しかし、わたしの場合、心にゆとりを持って、ピヨ君に接せられるようになるまで、ずいぶんとかかった、ということなのだろうと今にして思う。引きで見る、ことができるようになったって感じだろうか。(←回りくどい言い方)
子どもというのは不思議なもんで、どんなに手のかかる他人の子でも、時々、かわいい♡。
さんざん、イヤイヤして泣き叫び、わたしに生傷を負わせたピヨ君が、扉の影から「パッ」と言って顔を出す。わたしも「バァ」と応じてやると、うれしそうに笑う。。。「ああ、かわいいなぁ」と思う。実に動物の本能とはよくできているものだ。
付き合い方で大事なのは、③「やさしく、笑顔で。愛情を持って」かな。・・・もう、キホンどころですらないな・・・。
先日のこと。
午睡から早く目覚めたピヨ君。ピヨ君は静かにできないだけではなく、眠っている他の子の足をつかんだり、頬ずりしたり、ハグしたりしたがるので、同じ部屋にはいられない。(←ちなみに、これって、自閉症傾向の子はするんだろうか?)
それで、玄関の2畳分ほどの空間にオモチャを持ち込んで、2人で過ごしていた。(※まあ、予備のスペースがまったくなく、玄関に子どもをいさせるうちの園も、ひどいもんだが、わたしもピヨ君もすでに慣れている。)
でね。
わたしが「トントントントン、アンパンマン」の手遊びをやってみせると、ピヨ君が興味を示したのだ。これには、驚いた。
(ピヨ君が好きなのは、自分の体に触られる感覚遊びだ。なぜか、「いっぽんばし、こちょこちょ」は鉄板で、かならず『もう1回』とエンドレスに要求してくる。)
他人がやる手遊びを見て、自分でも真似しようとするピヨ君を初めて見た。『トントン・・・』などとたどたどしく言いながら、自分でグーの手を重ねたりする。
ピヨ君が、わたしの動作を真似するなんて、見たことがなかった。
なんだか、無性にうれしかった。。。
ピヨ君の世話で何が辛いかというと、自分を嫌いなることだ。イヤイヤと泣き叫ぶピヨ君のオムツを何とか替えたり、給食を食べさせたりしていると、だんだん、こっちがひどいことをしているような気になるのだ。。。
もっと愛情深い保育者なら、こうはならないのだろうか?。自分は愛情が欠如しているのだろう?。・・・こんな思考に陥る。
これはたぶんどうにもならないと思う。
でも、たまには、うれしい瞬間がある。人との付き合いは、誰とでもそうであるように。
まったく、とりとめがなくなったが、読んでくださった方、ありがとう。あなたに幸あれ。。。
今日はこのへんで。