50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

お別れラッシュ。。。

 桜がほぼ満開です。うちの近くの公園がすごいのですが、夜しか行けません。ライトアップがないのが残念。

 さて、3月ももう終わり。保育園もお別れのラッシュです。。。

 もちろん、卒園式というのもあるのですが、うちの園では年長さんはひとりだけ。それ以外の引っ越しや、転園する子は、とくにセレモニーはありません。でも、担任の先生は、それまでのその子の製作を一冊に綴じて、スナップ写真付きの表紙をつけて、親御さんにプレゼントします。

 ポコちゃんも昨日まででした。お引っ越し。

 ポコちゃん(仮名・ジャスト2歳男子)は、以前、隣の部屋にいた私を見て、「パパ、パパァ~・・・」と泣き続けた子だ。不二家のペコちゃんのお友だち、ポコちゃんと呼びたくなるほど、昭和の髪型なのだ。笑顔がかわいい。私を見ると、ニッコリ笑って、トテトテと駆け寄ってくる。

 ・・・でも、最近はちょっと不安定だった。1日1回はギャン泣きが止まらなくなる。。。きっと、引っ越しのストレスもあったんじゃないだろうか。お父さんお母さんも忙しかったろうし、うちの中に段ボールの山ができて、ポコちゃんなりに、変化に対する戸惑いがあったんじゃないかな。

 ポコちゃんは、毎日、朝早めに来て、お迎えは遅めだ。昨日、私が帰る時刻にも、まだいる。別れを惜しむ私。ポコちゃんの方は・・・、まだ「今日で最後」とか、そういうのがわかる月齢ではない。まだ2歳と0ヶ月だ。でも、絵本の真似をしてへそを出しているポコちゃんに話しかけた。「元気でね」「またね」。ポコちゃんは「何言ってんの?、おじさん。ボク、わかんない」といった表情で、スルーなのだが、私もなかなか立ち去れない。

 すると別のお子さんが、背中にピトっとくっついてきた。この子は2歳と11ヶ月。「先生はもうお帰りだよ。また明日遊ぼうね」と言うと、「うん」とさびしそうに答える。どの子もかわいい。

 じゃね、とポコちゃんとハイタッチをして別れる。

 人間の記憶というのは、だいたい4歳より前のことは思い出せないそうだ。以前、心理学の授業で習ったのだが、その先生曰く、記憶自体が脳から消えるわけではなく、オペレーションシステムがMS-DOSからWindowsに変わって読み込めなくなるようなもんなんだそうだ。(だから、4歳以前の記憶というのは、あとから作った記憶なのだそうな。)

 いつか道でばったり逢ったりしたとき、ポコちゃんは私のこと、わかるだろうか。。。

 明日、あさって、保育園はお別れのラッシュです。。。

 今日はこのへんで。