50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

素人落語のお稽古会。。。♡

 お稽古会。。。♡

 意味はないけど、ハートをつけてみた。昨日は月イチで先生が来てくれる日でした。うちの落語サークルの先生は、プロの噺家である。二ツ目。30代後半のイケメン落語家。

 ちなみに、東京の落語家さんは、「前座」→「二ツ目」→「真打ち」と昇進していく。前座修行が終わって、二ツ目になると、師匠の元を離れて、自分で好きな仕事を取っていい。寄席の出演に加えて、テレビやラジオに出たり、各地を営業で回ったり、素人落語の先生をしてもいいのだ。もちろん、自分で仕事を取って来ることができなければ収入はゼロだ。前座時代の修業もつらいが、二ツ目になるともっと大変だとも言われる。きびしい世界だ!

 お稽古の日は、私たち会員が、順番に先生の前で一席やって、指導を受ける。(ちなみに、私がここで”先生”と書いているのは、落語の世界で”師匠”と言ったら、真打ちのことを指すからだ。うちの先生はまだ真打ちではない。まだ二ツ目の人を、”師匠”なんて読んだら、かえって嫌がられる。)

 

 一席の落語の流れ。昨日の私の演目は「平林(ひらばやし)」。

 まず、高座に上がる。座布団の上に正座して、膝の前に扇子を置いて、お客様にお辞儀。ほんとなら、このお辞儀を合図に、♪出囃子が止まる。

 (ちなみに、ちなみに、この膝の前に扇子を置いてお辞儀をする作法は、日本舞踊などでも共通らしい。演者と客席(あるいは先生)の間に置かれた一本の扇子は、”結界”の意味もあるらしい。・・・深いね、よくわかんないけど)

 で、しゃべり出す。

 まくらを振って、本題の「平林」までしゃべって、だいたい15分以内。

 まくらを振る、というのは、まずお客さんのハートをつかむために、軽く面白い話をすることを言う。プロの落語家さんは、日々の何気ない話や、時事ネタなんかで、上手に客を笑わせ、なごませて、本題に入る。。。しかし、こんなこと、素人にはなかなかできない!。(もちろん、まくらなんてなくてもかまわないのだ。いきなり本題で全然OK。でも、やってみたいんだよぉ。。。)

 で、落語のネタについても、仕草など丁寧に教えてくれる。。。・・・勉強になります。できないけど。・・・

 

 でね、休憩の時間とかに、先生から落語会の、生の現場の話を聞けるのも、また楽しみのひとつ。昨日は、前座修行の厳しさ、つらさをチラッと聞かせてくれた。

 曰く「(入門の時に)師匠は選べても、兄弟子は選べない」のだそうだ。

 いじめというか、体育会系のノリというか、上が白と言ったら黒い物でも白、というか、そんな落語以外のところで、いっぱい、いっぱい、耐え忍ばなければならないことがある世界らしい。

 私も生まれ変わったら、落語家になりたいな、なんて思うこともあるのだが。・・・しかし、私には、前座修行はムリかもしれない。・・・お稽古会♡くらいがいいかな。

 

 今日はこのへんで。

 

 

 一席終わったところで、先生がアドバイスをくれる。「今のまくらだったら、2~3分にまとめたほうがいいですね。ちょっと冗長だったかな」「笑いどころが、分散してますね。トントントンと笑いを盛り上げて行って、で、本題に入りましょう」みたいな感じ。・・・いや、それができたら、プロになるんですけど・・・、とも思うが、先生も