昨日の1歳児クラス。何度も書いてるが、「1歳児クラス」と言う場合には、4月1日にすでに満1歳だった子どもたちなのので、3月のこの時期、もうほとんど2歳の誕生日を迎えている。いわゆる”魔の2歳児”である。イヤイヤである。。。
で、保育士の人数の基準というのは、0歳児は概ね子ども3人につき保育士1人以上、 そして1歳児と2歳児は子ども概ね6人につき保育士1人以上、3歳児は概ね20人につき1人以上、4歳と5歳児は概ね30人とされている。
昨日は、お休みの子もいたので、1歳児クラスは11人。
10時半ころ、外で遊んで帰ってきた時間。いつもは2人の担任の先生がいてくれるのだが、たまたま2人ともいない時間が30分ほどあった。サブの先生と私の2人。ちなみに、保育園では、1人目の看護師を保育士1名にカウントしていいことになっている。
・・・いや、11人に対して、先生2人だからいいじゃん、と言わないで!。たいへんなんだよぉ~。みんな自己主張が芽生えてるし、でも、4歳児、5歳児クラスのような聞き分けがないし。。。
11人みんなが、イヤイヤ~のモードになって、何て言うか、あれですよ。
学級崩壊!そんな感じ。
オモチャの取り合いで泣き叫ぶ子たち、奇声を発しながら保育室を走り続ける子たち、「粘土したい~!」と私の手を引っ張る子、棚や窓枠によじ登る子(←一人目の登頂者を「○○ちゃん、そこに登ったらあぶないよ~」と抱っこで降ろすと、周りの子が次々に真似して登り出すのだ)。。。外遊びから帰ってきたので、ひとりずつ手を洗わせて、トイレに連れてってオムツを替えなければならない。
いや、もしも、子どもたちを大声で怒ったりすれば静かになるかもしれない。しかし、それはできないのだ。
私とサブの先生の悪戦苦闘。。。早く、担任の先生、帰ってきて~。。。
最後の子のオムツ替えをしていると、保育室からサブの先生の悲痛な声が聞こえてくる。「ダメ~、それじゃあ、先生、絵本読めませんんよ~・・・」
サブ先生が、絵本で手なずける策に出たらしい。名案だ。絵本は、数人の子をいっぺんに静かにおとなしくさせることができる。しかし、それにはまず、子どもたちを、聴く態勢になってくれるのが前提だ。今は、それができていない状態だ。
よし、今こそやるぞ!。私が、そこで、すかさず、手遊び!!!
♫トントントントン、アンパンマン。トントントン、食パンマン。トントントン・・・
何のことか分からない方もいるだろう。要するに、歌いながら手で振り付けをして遊ぶのだ。すると、あら不思議。あんなにざわついていた子どもたちが全員、いっせいに手遊びを始めた。
嘘のように、歌声がそろう。♫キラッキラッキラッ、ぼくチーズ、ワン!
奇跡だ。学級崩壊がおさまった。絵本を読む先生の前で、子どもたちが静かに、読み聴かせが始めるのを待っている。まるで、よその園のようだ。。。
手遊びの絶大な威力!!!、これは本当だった。。。
ありがとう手遊び。。。考えた人えらい。。。ホッと胸をなで下ろす、サブの先生と私。その時、担任の先生が帰ってきてくれた。めでたし、めでたし。
今日はこのへんで。