先日は雨。さすがに雨の日は公園には行けない。
保育室内でできる遊びで、花形と言えば?。ボールプールだよん! 小さい家庭用プールに、色とりどりのふわふわボールをたくさん入れて遊ぶのだ。これは、どの子もみんな大好き!!!
・・・でも。
持病など、身体的な事情で、ボールプールができない子もいる。1歳児クラスは、2部屋に分かれているので、一方でボールプール。もう一方にできない子(仮に”とん太”くんとしよう)は残る。。。こういう時に、とん太くんに付き添うのは、看護師の私だ。とん太くんと私。
扉の向こうからは、楽しそうな感性が聞こえてくる。仕切りの扉は、大人の腰くらいの高さなので、子どもたちには向こうが見えない。でも、とん太くんは知っている。隣で、みんながボールプールをやっていることを。そして、ボールプールの楽しさもとん太くんは経験あるのだ。今はダメだけど・・・。
”ボクもとなりにいきたい”と訴えるとん太くん。2歳児でまだあまり言葉が出ないかわりに、悲しそうにベソかきながら、私の手を引っ張って扉の前まで連れてくる。『開く?』ととん太。『ごめんね』と私。『あっこ(抱っこ)』ととん太くん。抱っこして、とん太くんを扉から引き離すわたし。身をよじって泣き叫ぶとん太くん。。。この繰り返し。
なんとか、とん太くんの気を引きそうなオモチャを探して来たり、遊び(とん太くんは、カップを二つ使った”どっちに入ってる?”ゲームが好きだ。ほら、手品みたいなやつ)を誘ってみたりするが、どれも3分間と持たない。
とん太くんと私の切ない攻防が続く。とん太くん、けっこう発育いいので重いし・・・。
子どもって、泣くときはホント、涙ポロポロ落とすんだよね。ごめんな~、と言いながら、どうしたら楽しく過ごせるのか思案に暮れる時間でした。。。