50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

2歳児&以上児の洗礼を受ける。。。

 おそるべし。2歳児クラス。。。

 私の園の構造は大きく2つに分かれていて、片側に0歳児のお部屋、1歳児のお部屋×2があり、もう一方が2歳児と以上児のエリアになっている。大きい子のエリアはドアなどの仕切りがない。

 で、ふだん私は小さい子のエリアにいるのだが、午睡の途中で、

『コトリ先生(←私のこと)、今からいじょうじの午睡についてください』と主任保育士から言われた。

(”いじょうじ”、耳で聞くとどうも慣れない、”異常”な子?が頭に浮かんできてしまう。が、保育業界ではふつうに使う用語である。3歳以上という意味。)

 で、『あいよ』と引き受けたのが14時ころ。

 だいたい15時近くまで午睡の時間で、部屋は少し暗くなっていて、それぞれの子はコット(ちっちゃい簡易ベッド)の上で寝ている。

 大きい子エリアに16人(!)versus50代新人看護師1人。。。

 エリアの中央で、記録書きながら、周囲に目を配る私。すでに何人か起きて、コットの上でうごめいている。。。

 大きい子エリアには、3人の担任の先生がるわけだが、3人ともこれからミーティングに入るという。『行ってらっしゃい』と言ったはいいものの、ここからがカオスの始まりだった。。。

 

 まず、3歳以上(もう満4歳以上)クラス。こっちはすでに何人か起きているのだが、さすがに静かである。『他の子が起きちゃうよ』という声かけだけで、わりと静かにできるのである。起きた子はコットの上で絵本を読んでる。『せんせ~、ちがう絵本がいい~』などと私のところに小さい声でアピールするくらいだ。えらい。

 しかし、2歳児クラス(もう満3歳)に不穏な動きが。。。

 すでに、ひとり、起きてしまっている。コットの上で絵本を読んでいるが、『○○ちゃんのとなりで読みたい』と、しきりに小声で私にアピールしてくる。しずかに読める?、約束だよ。指切りげんまん。をちっちゃい小指として、コットごと移動してやった。・・・私のこの仏心があだになった。目覚めた3歳児を二人並べて、静かにしているはずがない。。。

 蟻の一穴。。。ダムが崩壊した。。。

 

 いやー、いやいや期というのはよく聞くが、3歳児強い!

 まず、力がすごい!。そして自分の希望は絶対に曲げない。先生が製作に使う文房具をいたずらしだしたので取り上げようとするが力が強い、強い。カッターをつかんだのでムリに取り上げてしまったのだが、『いやーっ』雄叫びがすごい。。。

 おまえ、スーパーサイヤ人に変身するのか?と思うほどの雄叫び。。。

 何という強力な自己主張、すがすがしいまでのわがまま・・・、これがイヤイヤ期か・・・。午睡の時間が崩壊する。で、みんな寝起きなので、オムツから横漏れしてズボン濡れてたりする。トイレに連れてって着替えさせるのも一筋縄ではいかない。

 遅番の先生が来てくれたが、時すでにカオス。。。

 どこから、どう手をつけていいかもわからない、無秩序。

 すでに追いかけっこが始まった3歳児、勝手にお粘土を出して来てこねている3歳児、『津軽海峡冬劇詩景色』を口ずさむ3歳児・・・、もうわけがわかりません。

 

 ・・・うわ~ん、おれが泣きたいよ。。。

 

 『コトリ先生、だいじょうぶでしたか?』やっと担任の先生3人が戻ってきてくれたのが、14時45分。すんなり秩序が回復して、おやつのテーブルを広げることができた。この間、せいぜい1時間だったが、すでに私は魂が抜けて、疲労困憊。。。

 

 2歳児クラス担任はにっこり笑って『これが日常ですよ♡』と言った。