50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

ハチミツ。。。乳児ボツリヌス症のこと。。。

 さて。

 昨日の続きである。0歳児にハチミツをたべさせてはいけない、という話。

 ちょっと、ググってみた。いったい、どのくらいの頻度で、ハチミツを食べた0歳児が、”乳児ボツリヌス症” を発症しているのだろうか?。

 「乳児ボツリヌス症」「事例」、くらいのワードでググってみる。国立感染症研究所の記事が出て来るので読んでみる。。。

  そもそも、厚生省が「乳児にハチミツを与えちゃダメ」と通知を出したのが、1987年である。以来、ハチミツを食べて乳児ボツリヌス症になった赤ちゃんは、2017年にたったひとりだけだそうな。・・・へー。。。

 11ヶ月の子に、ジュースを飲ませたが、その成分にハチミツが入ってたのだそうな。。。で、適切な治療で、その子は無事に治ったらしい。この病気の死亡率は1%だそうな。

 ふーむ。

 少な!と正直、感じた私だが、やはり、これはゼロを続けたいものだ。ちょっとした心がけで防げるものである。いわゆる、”コロナ脳”の人が、極端な、ほぼ意味のない感染対策を叫ぶのとは別の話だ。

 ちなみに、ボツリヌス菌はそこらじゅうにいる細菌だ。井戸水の中にもいるらしい。これは、ゼロにはできないな・・・。なので、日本で、すべての乳児ボツリヌス症を累計すると、20を越える事例がある。世界では、アメリカを中心に1,000例以上の報告があるという。。。(ちゃんと症例報告されてない、あるいは原因解明できてない国もあるんだろうな・・・)

 で、日本では、そのうち、ハチミツに起因するのが、たった1例というわけだ。

 やっぱり、啓発をおこなった効果なんだろう。。。

 赤ちゃんにハチミツはダメ。ほぼ、お母さんたちの常識である。ただ、相手は加熱、加工してもなかなか死なない、芽胞形成菌。お菓子やパン、食品の成分までよく確認をしたいものである。

 1歳になれば、腸の中の細菌環境が整って、ボツリヌス菌は負けてしまうようになるのだ。離乳食を食べて、0歳児のおなかのなかに健全な細菌たちが居座ってくれるまでの辛抱。。。がんばれ、赤ちゃん!。お母さん、お父さん!

 

 今日はこのへんで。