50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

1型糖尿病のお子さん。。。時代は進んでいる。。。

 1型糖尿病のお子さんのケアを初めて経験した。。。

 あなたは、糖尿病について、どんなイメージを持っているだろうか。美味しいものばかり食べてるとなってしまう病気というのは、2型の糖尿病である。

 私たちは、食事をすると、血液中のブドウ糖がグーンと上がる。高血糖になる。すると、すい臓からインスリンというホルモンが出てきて、ブドウ糖を全身の臓器に取り込ませて、グリコーゲン(貯蔵する時の糖の状態)や脂肪に変えたりする。

 美味しいものを食べすぎて、インスリンを出し過ぎて、だんだんとインスリンの出が悪くなったり、インスリンが効かなくなってくるのが、2型糖尿病。つまり、大人の生活習慣病だ。

 それに対して、生活習慣に関係なく、そもそもインスリンが出せない、という人がいる。それが1型糖尿病だ。子どもの糖尿病。。。

 人間のすい臓から出るインスリンは2パターン、じわーっと一日中、出続けている持続性のインスリンと、食事のたびに放出される即効性のインスリン

 1型糖尿病になって、インスリンを注射で体に入れようとすると、1日に4回とか、注射をしなければならなくなる。皮下注射と言って、皮膚と筋肉の間に打つ。場所はおなかや太もも。これは、大変な話だ・・・。

 

 昨日、私が出会ったのは、3歳児クラスの女の子、ミィちゃん(仮名)。初対面の私にはにかみながらも、終始、笑顔を見せてくれた。

 最近の医療機器の進歩はすごい。いや、私が知らなかっただけなのだが。

 ミィちゃんはおなかのあたりにインスリポンプというものをつないでいる。2/3サイズのスマホくらいの大きさの装置で、細い管が伸び、先端はミィちゃんのおなかの皮下に固定されている。このインスリンポンプから24時間、持続的にインスリンがじわーっと出ているのだ。そして、給食、おやつの時に、追加でインスリンを入れるのだが、それもこのポンプのボタンを操作することでできる。”注射” ということはしなくてよいのである。

 さらに、ミィちゃんはモニターを付けているので、常に現在の血糖値が ”見える” のだ。ミィちゃんの血糖値の推移は、スマホの画面で、保育士も保護者もシェアできる。

 最低でも1時間ごとに保育士が、ミィちゃんの血糖値をチェックして記録をつけている。。。

 

 さて、私は、研修と言うことで、先輩看護師の指導の下、ミィちゃんのお世話をすることになった。。。

 今日はこのへんで。また明日。