50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

土曜日の保育。。。ストレスの海。。。

 『ストレスの海』、春風亭昇太さん(笑点の司会者のメガネのひと)の新作落語のタイトルである。今日のブログの内容とはなんにも関係ないが書いてみた。

 昨日、初めての土曜日保育をやって来た。

 保育園というところは、親が子どもを見れない、”保育に欠ける”子を預かるので、通常は月曜から金曜までで、日祝は完全に休園、土曜日は預かるけれども給食やおやつの提供はない。というのが、たいがいの園である。

 もちろん土曜日は預けられる子も少ない。昨日は3人だった。定員40名の園で、3人。保育者は2人。わたしともうひとりの先生。のんびりと、子どもを自由に遊ばせながら、日頃できないところの掃除をして一日が終わるはずだった。

 だが、しかし。

 メンバーがすごい。年中さんのA君、年少さんのB君、そして0歳児のももお君(仮名)。さすがに、ももお君の離乳食やらミルクやらおやつは園で提供しなければならない。レトルトだが。さすがに0歳児は手が離せない。

 そして、A君、B君が、もう、とんでもない暴れん坊なのである。

 A君はしょっちゅう、保育者を叩いたり蹴ったりしてくる。家庭でも困っているらしい。それが、さびしん坊のA君にとっては、楽しい遊びの延長なのだが、ほとんどの場合、愛情表現を超えてしまったいる。先生をたたいては大喜びで逃げていく。先生たちはみんな、痛いのである・・・。何度、注意しても直らない。もちろん、保育園では子どもを ”叱って” はいけない(らしい)ので、必要に応じて、A君を捕まえてコンコンと諭す。保育者が本気の顔で諭すと、A君は目を合わせず、話をそらそうとする。すねる。隙あらば逃げ出して、ベロを出す。どこまでも、調子に乗り続ける。ゴメンナサイができない。『これで、小学校に上がったら、どうなっちゃうんだろう』と先生たちがこぼしている。

 で、B君は、つねに一日中、ブロックで作った剣を持って、戦いごっこをしている子。発達凸凹もあるので、いつも大声で走り回り、時々、保育者が制止しなければ危なくなる。しかし、最近のB君は、制止されると、さらに激しく怒りだして抵抗するようになった。その時はもう、B君を抱っこして、他の部屋に行くなど、気分転換をするしかないのだが、気持ちが落ち着くまでの暴れっぷりはかなりのものだ。

 このA君とB君がタッグを組むのである。

 2人でプラレールなどで(男の子!)、静かに遊んでいる時間もあるのだが、一旦騒ぎ出すとすごいのだ。とにかく走り回るので、ケガをしかねない。

 2人は、保育者が止めに来るのが分かっている。大人を挑発する楽しさを覚えてしまったのだ!。

 そしてさらに、A君が、B君をけしかける。これが、本当にマズい。。。

 まるで運動会のような1日。と書くと微笑ましいようだが、ケガをせずに過ごしてくれたのが、奇跡のようだ。

 わたしたち、保育者2人は、ストレスの海を泳ぎ疲れた・・・。

 今日はこのへんで。