カーリーちゃん、3歳女児(仮名、髪の毛がくるくるしているのだ)。
国籍は不明。。。
いや、そんなはずはないのだが、私は知らない。他の先生に聞いても、「えーと、何だっけ・・・?」となるのだ。つまり、全然、メジャーじゃない国。たぶん正解を聞いても、白地図の上で指させない国だ。
で、母語は何かと言われると、ほんとに誰も知らない。何語、しゃべるんだっけ?
お父さんは日本で数年以上働いているので、日常会話には困らない(しかし、先日、”運動会” というものが分からなかったらしい。言葉をしゃべるには文化を知らなければならない)。
でも、送迎はほとんど、イスラムのブルカをかぶったお母さんが来る。もちろん、日本語も英語も通じないのだが、スマホの翻訳アプリをサッと出してくれる。それでも、通じなければ、夫の携帯に電話する・・・。
で、カーリーちゃん。もちろん、4月に来た時はまったく日本語は通じなかった。
とにかく元気で、自己主張も強く、何にでも興味を抱く、頼もしい子だ。身軽で高いところに登ってしまうのでハラハラさせられるが・・・
そんなカーリーちゃんが、保育園で初めて話した日本語。
「イヤー!!!!!」と「見てて~」。
やっぱり、これですね。子どもは。しかも、発音がしっかり日本語、カタコト感がまったくないのがお見事。さすが、子ども。カーリーちゃんはきっと何カ国語も話すようになる人生だろうな。
3歳以上児のクラスに行ってみると、カーリーちゃんが走り寄ってきて「見てて~」と言う。積み木を並べてドミノをつくっていた。かわいい指でちょん。最後まで倒れた。すごいねー、と拍手してあげると、うれしそうにもう一度並べ始める・・・。これだよね、子どもは。
今日はこのへんで。