50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

書道展が面白かった。。。

 書道展というものに行って来ました。

 さくら書道展 ーことばの形ー

 50代の友人が生徒として通っている、書道教室の作品展だ。そもそも書道展なるものをしっかりと見たことはなかったが、思っていたより自由で面白かった。

 公民館のギャラリー。受付で芳名帳に記載しようとして、ショックを受ける。ふつうのペンとともに筆も用意されていた。筆ペンではない。筆だ。何年ぶりだろう?。自分の名前を筆で書いてみる。・・・下手だ。というより、筆という物がまるで扱えない・・・。みなさんも、機会があったらやってみてください。

 さて、作品は。

 大人から子どもまで、みんな、自分の好きな言葉を書いたのだそうだ。大人は漢詩の一節とか。友人は、良寬さんの「花は無心にして蝶を招く」。なかなかの字だ。大人は作品の脇にコメントを添えている。大人と言ってもヤングから熟年までいるのだろう。谷川俊太郎の詩。現代のミュージシャン(私の知らない人)に触発されたという自作の言葉もあった。

 表現の仕方もそれぞれ。斜めに書いていたりとか。小学生の作品では、”熱帯魚”という漢字を大小散りばめて、水の中で泳ぐ熱帯魚を描いているのがかわいかった。

 子どもの部では、自分の好きな言葉、好きな物を書き並べている。なんだが、面白い。「さくらもち」「サイコロステーキ」「あかむらさき」・・・好きなんだな。

 あと、何やら、古代の象形文字みたいのもあった。特に解説がなかった。小学校で漢字の成り立ちとか習うあれだろう。

 また、先生の作品は圧巻で、新古今和歌集の臨書が展示されていた。(← さらっと書いたが、臨書とは歴代の書道の名品を手本としてそれを書くこと、だそうだ。)こんな昔の変体仮名が読めたらいいな、と思う。

 しかし、読めなくても、美しい、達筆だと感じるのは不思議なものだ。この先生が、お教室のロゴ(?)にニコちゃんマークみたいのを書いているのだが、その筆の流れるような軌跡が実にいい。すでに芳名帳で心が折れた私に、ニコちゃんが微笑みかけてくる。

 書道っておもしろいな。習ってみたいな、と感じた。ほんとに。

 今日はこのへんで。