初めて人前で、『中村仲蔵』をやりました!。Yeah!
昨日は、落語研究会「縁」のお稽古会。
大風の中、自転車をこいで定刻に稽古場に入ると、もう私以外は全員居る。で、ひとりの兄さん(※)が『芝浜』の下げ(最後のオチ)にかかるところ。。。みんな、熱心だ。
(※ 私は勝手に、先輩会員を兄さん、姉さんと書いています。なんか芸人気分が出るので。でも、お互いざっくばらんなフレンドリーな会ですよ。)
さて、定刻になりましたので、と、あらためて早く来た順に高座に上がる。(← 会議室の机の上に座布団を敷いてやってます♫)
○『元猫』。
これは、『元犬』の改作。実際に猫を飼っている、猫好きの姉さんのオリジナルだ。これが、びっくりするくらい、きれいにまとまっている。すごく好感が持てる噺に仕上がっている。また、犬を猫に変えると、女性が演じるかわいさがグッと出てくる。あちこちに散りばめたくすぐりも面白かった!。
○『亀田鵬斎』。
珍しい噺、というか、あまりポピュラーじゃない噺と言っていいと思う。私も初めて聴いたが、面白かった。亀田鵬斎という書家、たいへん気難しいので、気に入らない仕事はやらないが、その書は高値で売れる。。。『井戸の茶碗』を思わせるようなストーリーの展開です。
○『まんじゅうこわい』。
これは、お酒好きの男性会員が稽古中。まんじゅうを酒に変えての改作。この方は、ほんとの下町育ちで、三社祭の法被なんかを持ってきて解説してくれたのもうれしかった。
○『湯屋番』。
これを演った姉さんはうちのエースなのだが、うまい。この噺を女性が演じるのもまた意外性がある。遊んでばかりで親に勘当された若旦那が、何か仕事をしろ、と連れて来られたのが銭湯。ところが、若旦那は番台に上がって、女湯が覗けるというんで大喜び。すぐに若旦那の妄想劇場が始まる・・・。
○腹話術。
・・・え?、と思うかも知れないが、落語もやって、腹話術も手品もやるという、兄さんがいるのだ。もう、こんな色ものを間にはさんでもらえると落語会が一気に盛り上がるのです!。
○『中村仲蔵』
これは、私だ!。本来、40分くらいかけて演じる噺を、台本を刈り込んで挑戦。途中、しどろもどろになりながら、最後まで演ったが、みなさん、ほめてくれたのでうれしかった!。会長から、「あなたは『中村仲蔵』をやってみたら」と言われてトライしたのだが、やってみてよかった。私に ”似合う” 噺かもしれない。もっと稽古を続けて、お客さんの前でも演ってみたいなぁ~。
○『鰻の幇間(たいこ)』
最後、いつもトリをつとめる兄さん。いつも面白い。夏らしいお噺なので、わたしもいつかおぼえたい。
なんて、日記を書いていると、今日はもうゴールデンウイーク最終日ですよ。
明日から、働ける気がしない・・・
今日はこのへんで。