今日から、新学期。新入園児たちが来る。
とにかく、頑張ります。
でも、ちょっと、転園していったピュンピュンくんのことを書いておく。
ピュンピュンくん(仮名・もうすぐ3歳)。4月生まれなのもあって、親御さんは、誰よりも早く「おにいさんパンツ」でトイレトレーニングを開始していた。けど、クラスで一番 ”手のかかる” 子だった。とにかく、かまってもらいたくて、一日中、先生の手を焼かせる。
午前中の戸外活動に出かける前も、最後のひとりになるまで、靴下をはかない。ようやく、彼のお支度ができて、みんなで出発したあとになって、オシッコorウンチ。公園に出発したはずなのに、ピュンピュンくんを抱えて、誰か先生が戻ってこなければならない。
おやつの牛乳はいらないと言って、いつまでもひとりで遊んでいる。で、片付けられると「ぎゅ~にゅ~」と泣き叫ぶ。給食の時も、なかなか席に着いてくれない。
午睡の時は、順繰りに先生たちに抱っこされなければ寝ない。トイレを促しても、行かないと言い張るので、結局、おねしょ。起きれば、大泣き。。。
などなど。うちの園では、子どもの主体性を大切に、ということで、本人が嫌がることを無理させることはないのでこうなるのだが、先生たちは手を焼いていた。
しかし、それが。この園で最後の日。ピュンピュンもわかっていたのだろう。「おともだちといっしょに、こうえんいく」と率先して、お出かけの準備をしたのだそうだ。靴下はいて、お帽子かぶって、靴はいて。
・・・やればできるじゃないか、ピュンピュン。今日が最後って、わかってるんだね。
ピュンピュンくんは、ステップアップ転園だ。(これは、私が勝手に作った言葉。今よりもっと大きな園でたくさんのお友だちにもまれてほしい、とか、英会話など何かプラスアルファの特色のある園で学ばせたい、とかの親御さんの意向で転園すること。)
ピュンピュン、次の園でもがんばってね。
ほかにも、ピュンピュンくんに負けないくらい手の焼ける子たちが転園していった。
正直なところ、他のクラスの先生方もホッとしていた。・・・でも、次の園でもまた大変だろうな。だれが?。子どもたち本人が。うちの園は、子どもにゆるい、プレッシャーをかけない園だと思う。どこに行っても、ここよりは厳しいぞ。なんて、ことを思う。がんばれ。
私も新学期を乗り越えられるよう、がんばります。
今日はこのへんで。