チューリップの赤いつぼみが顔を出しました。うちの先生方が植えたチューリップのプランターが園の前に置いてある。もちろん、子どもたちに見せるために置いてあるのだが、通り過ぎる人ものぞき込んでいく。
もうすぐ春ですね。
あいかわらず、みんな、マスクしてますね。・・・だいじょぶですか?
さて。
園前広場で園児たちを遊ばせていると、平日の昼間でも、けっこう人が通り過ぎる。うちが勝手に園前広場と呼んでいるだけで、公共のスペースだから当たり前なのだが。ベンチが置いてあって、雲梯(“うんてい”ですよ!)と小さい鉄棒がひとつある。通路以上、公園未満の広さだ。
人が通るといっても、平日の昼間、ほとんどは高齢者だ。
幼児たちが、コンビカー(足で地面を蹴って進む自動車のオモチャ)を走らせたりしている姿を見て、たいがいのひとは目を細める。幸せそうな笑顔になる。もちろん、私もできるだけ感じの良い会釈をする。すると、
「かわいいですね」「何歳ですか?」などと会話が生まれる。
直接、園児に話しかけてみる人も中に入るが、子どもたちは人見知りをして答えないんだけど(笑)。。。
やっぱり、子どものかわいさは無敵である。(いや、もちろん、15分も相手したら、もうくたびれますよ、はい。)
「にっぽんの宝だ」。しばらく、立ち止まって、子どもたちをニコニコ見ていた老夫婦。90近いように見えるおじいさんが、そう私に言い置いて、また2人で歩いて行った。
ですね、と私。国の宝。ずいぶん時代がかった言い方だが、その通りだ。ただいま、宝の番人をしております。。。
そう言えば、2022年の出生数が80万人を切ったそうだ。
そりゃそうだ。新型コロナ対策と称して、『外に出るな』『人を見たらコロナと思え』とさんざんテレビで言ってきたのだ。妊婦さんに無理矢理、PCR検査をして、陽性だったら帝王切開、なんてことがどのくらい行われたのだろう?。こんな世界で子ども作ろうとする男女が増えるはずがない。
鼻を垂らしながら元気に走り回り、転んでワンワン泣いている宝たち。。。
はい、はい、泣かない、泣かない、つよい、つよい。お鼻かもうね・・・。
今日はこのへんで。