うちの園の保育士の先生たちの話し方で、特徴あるなぁ、と私が思っているもの3つ。
ひとつめ。ほめ言葉は『かっこいい~』。
これは、なんでかな?。たとえば、「あ、○○ちゃん、、オモチャをお片付けしてる。かっこいい~」「△△ちゃん、お野菜食べちゃったの?。かっこいい~」という具合だ。とにかく、ほめ言葉は『かっこいい~』が使われる。
あんまり難しい言葉を使っても、園児本人に伝わらないからかな。『かっこいい』はすべてのシチュエーションで使える気がするし。でも、『えらいね~』『いい子だね~』も使わないし。
ふたつめは、『それはちがうと思う』。
これはね、園児にお説教したり、諭したりする時の言い回し。たとえば、「○○ちゃん、オモチャを取られてイヤだったねー。でも、お友だちを叩くのはちがうと思うよ」のように使う。だいたい、園児たちの年齢では、何かしでかした、その瞬間に言わないと伝わらない。たとえば、だれかがかんしゃくを起こしてオモチャをぶん投げて危ない状況だったとする。その時は、パッとその子を抱き留めて、その子と目と目を合わせて『△△ちゃん、それはちがうと思う。だれかに当たったら、イタイイタイだよ」などと、しっかり言って聞かす。(まあ、すぐにその子の行動が改まるわけではないけれど)
これは、何というか、その子をちゃんと大人扱いしている感じがして、いいですね。
で、三つめは、『先生、悲しい』。
これは、たとえば、公園までみんなで移動する途中に、信号を渡らなきゃいけないとするでしょ。その前に、園児たちに向かって、「いいですか。これから、信号を渡ります。・・・(中略。手を上げて、などお約束をして)・・・。ね。もしも、みんなが自動車にぶつかっちゃったりしたら、先生、悲しい。ね。・・・はい、青になりましたよ」というような具合だ。これって、たぶん、主語を私にした方が伝わりやすいとか、そんなのがあるのかな。自動車にぶつかったら、『大けがしちゃうよ』とか、『たいへんだよ』とか言わずに、『先生、悲しい』と伝える。
以上、うちの園の先生たちが共通して使っている話し方3選でした。
この3つは、1歳児クラスも年長さんも変わらないような気がする。きっと、深い意味があったり、なかったりするんだろうけど。
今日はこのへんで。