50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

子どもたちと昼寝する55歳児。。。

 お給食を食べて、午睡の時間。

 私がいるのは、1歳児クラス。身長100センチくらいの子どもたちが、それぞれのコット(ちっちゃい簡易ベッド)にゴロンする。

 もちろん、自分からゴロンしてくれる子もいる。一番、手のかからない子ちゃん。

 次に手のかからない子ちゃんは、眠りはしないがコットの上にいてくれる子。

 その次は、泣いて保育士に抱っこされたがる子。

 そして、コットに寄りつかず、ひとりでオモチャで遊び出す子。部屋の電気を暗めにしても、ひとりで大きな声でしゃべりながら、ガチャガチャ音を立てて、時には走り回って遊ぶ。眠っている子を起こそうとする・・・

 1歳児クラスと言っても、ほとんどが、すでに満2歳の誕生日を迎えている。お昼を食べて満腹しても、眠くない、あるいは眠りたくない、あるいは先生たちの言いなりにはならず自己主張を貫きたいお年頃の子どもたちだ。

 眠るまでに、いろんな抵抗を試みる。「コットの上にいてね~」と先生たちは声を掛ける。デンちゃん(仮名)はたいがい、電車のオモチャをもって、コットの上に乗ってくれる。私がコットの脇に座ると嬉しそうに、手にしている電車のオモチャを見せながら、何やら話しかけてくる。まだ、何言ってるのかよくわかんないお年頃だ。。。電車で遊びながら、横になってくれた。そのタイミングでその子の背中をトントンする。いい感じだ・・・、このまま寝てくれ・・・。と思うと、デンちゃんも「いかん、このままでは寝てしまう・・・」とばかり、また、コットの上でむくっと起き上がる。にやりと笑う。

 ・・・ほんとに、子どもたちとの付き合いは忍耐力だ。。。

 子どもたちの大半が眠ったころから、先生たちが交代で休憩を取る。

 といっても、休憩室というものがない職場なので、昼食を済ますと居場所がない。私はずっと保育室の中で過ごしている。そんな職場環境が不満ではあるが、私もお昼食べた後は、10分くらい眠りたいのだ。そういうお年頃、お昼寝がないと午後がつらいのだ。

 最近は、薄暗い保育室の壁にもたれて、コーヒーを飲んで、そのままウトウトする。

 子どもたちの寝顔は本当にかわいい。さっきまで、悪魔のように手を焼かせてくれたのに。。。身長100センチが、ウウ~んと伸びをする。おっとっと、まだ起きなくていいよ。背中をやさしくトントン、頭をなでなで。。。また、寝落ちする。

 よし。。。君たちには、まだまだ、気が遠くなるくらい長い人生が待ってるからね。。。

 私も寝る。。。

 今日はこのへんで。