50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

保育園に勤めて、おどろいた!こと。3選。

 気がつくと、保育園に入職して、1ヶ月を過ぎました。

 子どものいない私には新鮮な毎日です。子育て経験のある方には、どれも当たり前のことかもいれません。でも、私は55歳になって初めて知ることばかり。今日は、思いつくままに3つ書いてみます。

 子どもは、オムツの中におしっこしても泣かない。ウンチも立ったままする。

 これは、1歳児クラスを見ていてのこと。これまで私は、子どもはおしっこして、オムツが濡れたら泣いて大人に知らせるものだと思ってました。まあ、布オムツであればそうなんでしょうけど、現在の紙オムツは性能がいいらしい。みんな、平気でおしっこをキープしたまま機嫌良く遊んでいる。で、保育士さんが『ちょっと、ごめんね。オシッコ出てるか見せてね~』などとちゃんと断った上で、触ってみる。「ゼリーがプニュプニュしてたら、出てるんですよ」と教わった。でも、わからなければ、ちらっとのぞいてみるしかない。・・・出てる。。。うーん、ほんとに紙オムツってすごい(!)。

 で、それまで機嫌良く歩き回って遊んでいた子が、突然立ち止まって、難しい顔をする。え?、何?、どしたの?。・・・ウンチである。えー、今、いきんでたんだ!。・・・ほほ~、こうやって1歳児はウンチするんだ・・・。もちろん、ウンチ出てても、機嫌良く遊び続けている。「あれ?、ウンチの匂いするね~、誰かな~」と保育士が探し始める。。。

 

 子どもは泣く時、本当に涙をポロポロ流す。で、『ママ~』と言う。

 いや、ほんっとに、子どもってみずみずしい。水分、多い。ポロポロ、ポロポロ。ほほをつたって、あごの先からポタポタ落ちる。ああ、手放しで泣くってこういうことなんだな、と妙に納得する。でね、全国のお母さん、これ、うれしくないですか?。どの子もみんな、『ママ~』って言って泣くんですよ、あなたがいない時でも。オモチャを取られた、転んでゴッチンした・・・、なんて時に、思わず出るのは”ママ”なんです。ママ、グレート。母は偉大だ。。。

 

 子どもは成長しないようでいて、いつのまに成長する。

 えー、これはね、たとえば。1ヶ月前に私が入った時、メソ吉(仮名)もまだ保育園に慣れていなくて、いっつもメソメソ泣いてたのね。午睡の時間なんか、仕方ないから必ず誰かがオンブ紐でおんぶしてた。それでも泣いてる。もう、登園から降園までずーっとメソメソ、泣いてない時でも不安げに眉を寄せた表情、で、慣れた先生の姿が見えないとメソメソ。・・・私もメソ吉のお世話だけはできませんでした。おんぶしてもギャン泣きされるので。。。

 おいおい、この子、だいじょぶかよ。何日来ても、全然、進歩ないじゃん・・・(※個人の正直な感想です)・・・と、思っていたら、おやおや、いつのまにか!!!

 ここ2週間ほど、ようやく、コット(お昼寝用のちっちゃいベッド)でお昼寝できるようになったメソ吉。昨日は私が午睡当番。薄暗くした部屋にコットが並んでいる。ひとり、メソ吉がモゾモゾ目を覚ました。まだ時間は早い。こんな時は、トントンして、もう一度寝落ちさせるのが、保育テクニックだ。さっそく、メソ吉をトントンしにいった私。泣くな、メソ吉。。。

 しかし、メソ吉、泣いてない。。。もう、楽しくってしょうがない、輝くような笑顔で私を見返してくる。『よしよし。メソくん、もう一回、おねんねしよう、♫~(←キラキラ星とか歌いながら、胸のあたりをやさしくトントン・・・)』 

 しかし、メソ吉、落ちない。。。何を言ってるかはわからないけど、ムニャモニョ・・・一生懸命、私に話しかけてくる。『だめだよ、シー』と言ってやると、メソ吉はいたずらがばれて楽しい!テヘペロといった表情になる。でも、また、ムニャモニョ話しかけてくる。なんとか寝かしつけようとする私と、絶好調のメソ吉との攻防。。。

 そして、私の完敗。メソ吉、ついにコットを抜け出して。絵本やオモチャを引っ張りだしたり、寝てる他の子にちょっかい出したり・・・。こらこら、メソ吉、人見知りはどうしたんだよ(笑)。メソ吉、もう絶好調です!。すっかり表情がリラックスして、元気いっぱい。でも、他の子が起きちゃうよぉぉぉ~~。。。

 ようやく、担任の先生が応援に来てくれる。攻防に疲れ果ててグッタリしている私を尻目に、先生はすごくうれしそう。『あら~、メソくん、元気いっぱいね~』。先生は本当にうれしそうにメソ吉を抱きしめた。えへへ、という表情のメソ吉。

 ・・・よかったな、メソ吉。先生たち、みんな、すごくうれしいぞ。。。

 

 今日はこのへんで。