どこかで、こんなフレーズを聞いた。”カウントダウン”・・・、何の?、そりゃ決まってるだろう。
人生100年時代かも知れないけど、余生がいくら伸びても、寝たきりの時間がいくら続いてもなぁ・・・と思う。
誤解しないでね。。。
老人に生きる価値がないとか、介護度の高い年寄りは社会の厄介者だとか、そんなことを言いたいんじゃないんだよ。
うん、そうだよ。だれかに何か言いたいわけじゃない。自分に言っときたいだけ。
亡くなった妻が、余命宣告を受けたとき、ポツンと言った。
「時間は有限なんだってこと、忘れてたよ」
忘れないようにしよう。つい、忘れちゃうから。
先日、高校のクラスの同窓会があった。私は行けなかったのだが、いい集まりだったようだ。高校生の息子を連れてきたやつがいて、みんなでその子の進路相談に乗ったそうだ。グループLINEでお互いにありがとうを言い合ってる。みんな、気のいい連中だ。ちゃんと歳をとってるなぁ、と思う。
昨日は、私よりちょっとだけ若い友人に、孫が生まれた。LINEで幸せな報告が来た。友人もおばあちゃんになった。ちゃんと歳をとっている。
私には子どもはいないが、介護の問題はもちろん抱えている。多くの50代のみなさんとおなじように。
世代のリレー、縦の流れの中に自分がいることを感じていれば、その人はちゃんと歳をとっていけるような気がする。
妻が亡くなってひとりになってから、私は恵まれない子に寄付を続けている。といっても少額だけど。続けているといっても、勝手に引き落とされてるんだけど。国内のと国外のと1団体ずつ。
国外の方は、プラン・インターナショナルといやつで、私の寄付金が送られる相手が、私の ”チャイルド” という呼称で時々、その子の写真と近況が定期的に届く。もう、6年。私のチャイルドはベトナムの山岳地帯に住んでいる。写真を見ると、だいぶ大きく、たくましくなった。子どもから、青年になろうとしている。
このチャイルド君と、すっかり老人になった父が、私に年を取らせてくれる。
ちゃんと歳をとろう。死ぬまでの時間、ちゃんと生きよう。。。
何を書きたいのか分からなくなった。
今日はこのへんで。