うちの保育園におはなしキャラバンが来た!。
おはなしキャラバンとは。
ホームページを見てみると、毎週のように市内のどこかで定期公演をしている。で、その合間を縫って、お願いされれば保育園などにも来てくれるのだ。
私は初めて観た。キャラバンはハイエースでやって来て、体育館などに舞台や照明を組んで、人形劇が始まる。総勢10人近い女性の集団だ。ボランティアなのだろうか?。
噂によると、うちの市内の子どもたちは、みんなこの『おはなしキャラバン』の歌が歌えるのだという。いったいいつから活動している団体なのだろう?。すごい人たちだ。
当日の朝、うちの園にやって来て、1時間ほどで、ホールが人形劇場になってしまった。私自身も長いこと芝居に関わってきたので、ワクワクしてしまう。
構成は、始まりの歌、大型紙芝居、絵本朗読、人形劇、終わりの歌。
観劇するのは、2歳児クラスから。(部屋を暗くしてちゃんと照明を使うので、鬼が登場するお話だったりすると、怖がる子もいる。そういう子は別室に避難させる)
紙芝居は、舌切り雀、人形劇は、ヘンゼルとグレーテル。
どちらも、ストーリーの細かい部分は忘れてしまっていたので、すごく新鮮でした。みなさんは憶えてますか?。
たとえば、舌切り雀には、”馬洗いどん” ”牛洗いどん” というイヤなキャラが登場します。「雀のお宿の場所を教えてほしかったら、馬を洗え」まではいいけど、「洗い汁を全部飲め」って何???。こんなシーンあったっけ?。やっぱり、昔話って、どこか不気味な、不可解なところがあるのが、またいいんですよね♡
で、ヘンゼルとグレーテル。
憶えてますか?。帰り道の目印に落としたパンくずがなくなってしまい、お菓子の家に迷い込んで兄妹。魔女はすぐには食べませんよ。太らせてから食べようと、カゴに閉じ込めたヘンゼルにドンドンご馳走を与えます。鳥の丸焼きとか。しかし、魔女は目が悪い・・・。ヘンゼルが太ったかどうか、腕を出して触らせてみろと言う。そこで、ヘンゼルは鳥の骨を握らせる。「なんだい、まだこんなにやせっぽちなのかい・・・」 こんなシーンがあったの憶えてましたか?。
しかし、子どもたちのリアクションがとてもいい!。ヘンゼルとグレーテルが何かするたびに、「だめー!」「食べられちゃうよ」・・・、魔女が何か言うたびに、「うそついてる!」「全然、こわくなーい!」・・・。やっぱり、子ども向けの劇っていうのは、これでなくっちゃ!。このレスポンス!。楽しかったです。
キャラバンの人たち、本当に上手でした。
ちなみに、魔女の人形が怖くなって、退場した子は3人だけでした。。。
ほっこりした、やさしい気分。
地道な活動を続ける人たちに敬意を感じた1日でした。
今日はこのへんで。