昨日は、天皇誕生日でお休み。ハッピーバースデイ♫、陛下。
で、私たちは、モカさんのおうちで、手作りの味噌を仕込みました!。もちろん、私は初めての挑戦、彼女に言われるままに、お手伝い。
みなさんはご存じですか?。味噌のつくりかた。
① 大豆を水で柔らかく煮る。だいたい5~6時間(圧力鍋なら早い)
←これが「味噌豆」です!
② ①の大豆をよくつぶす。(煮汁は、あとで硬さを調整するのに使うので、捨てないように!)
③ ここで、塩と米麹をよくまぜまぜしておく。これを”塩切り”と言います。
④ ②でつぶした大豆の中に、③で塩切りした糀をよく混ぜる。ボールみたいにまとめて、空気を抜きます。
⑤ ④のボールたちを、カメに投げ入れて、塩をまたパラパラして、ラップで表面を覆って重しを乗せる。(空気に触れたところが、カビちゃうんだって!)
⑤1年くらいしたら、お味噌のでき上がり!
以上です。すごいシンプル。。。
で、私はとうとう、生まれて初めて食べましたよ、”味噌豆”。うまい!。やめられない、とまらない。古典落語の『味噌豆』のあらすじはこんな感じ。
↓
噺の舞台は、とある商家。
主人「定吉や、今日は味噌豆を煮ているからね、台所に行って、煮えたかどうか見てきておくれ」
定吉「へーい!」
ところが、定吉がなかなか戻ってこない。主人が台所にのぞきに行くと・・・
主人「こら!、定吉。つまみ食いをするんじゃない!。もう、いいから、外に使いに行って来なさい!」
定吉「・・・へーい・・・」
定吉は外に使いに行った。しかし、今度は主人がつい味噌豆をつまみ食い。これが美味しくて、やっぱり、やめられないとまらない。
主人「待てよ、定吉のやつ、すぐに戻って来るな。あたしがつまみ食いをしているところ見られたら、示しがつかん。どこか、ひとりでゆっくり食べられる場所はないかな・・・」と、主人は、どんぶりに味噌豆を山盛りにしてどこかに行ってしまう。
定吉が帰ってくると、主人がいない。しめしめ。再び、定吉がつまみ食いをしようとするが、
定吉「待てよ、いつ旦那様が帰ってくるかわからないな。どこかにかくれて、ひとりで食べよう。・・・そうだ、便所!。あそこなら、ひとりになれるぞ」
同じように、どんぶりに味噌豆を山盛りにして、定吉がそっと便所の戸を開けると、中では主人が味噌豆を食っている。顔を合わせて、二人とも大慌て。
主人「こ、こら、定吉、何をしている!?」
定吉「は、はい、その、・・・おかわりをお持ちしました」
シンプルで面白い噺でしょ?。
で、私は、この味噌豆というのが、一体、どういう食い物なのかわからなかったのです。じゃあ、一緒に作る?と、今回、モカさんが誘ってくれたのだ。
これが、ホント美味しい。要するに、水で煮ただけの大豆なんですけど。ホクホクして、ほんのり甘くて、コクがあって。味噌豆という落語は嘘じゃなかった。現代のように甘いお菓子やスナックがいくらでもある時代と違って、こりゃあ、もう、♫やめられないとまらない~♫。
さらに私が感動したのが、大豆を煮た煮汁。この煮汁がまたうまい!!!。もう、最高のドリンクである。大豆のコクと甘み、きっと、栄養も満点。冷めると固まってしまうので、熱々がおすすめ。マグカップで飲むのがステキですよ、奥さん!。
私はいつか、カフェをやってみたいという夢があるのだが、美味しいコーヒーと一緒に、この煮汁もメニューに加えたいくらいだ。。。
みなさんも、大豆を水で煮る機会があったら、飲んでみてね。
今日はこのへんで。