50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

小劇場の演劇を観に行きました。。。

 5,6年ぶりに、小劇場という空間に足を運びました。

 初めての場所です。上野小劇場。池之端口を出て、高架下の喧噪を抜けて、徒歩数分。ひっそりとその劇場はありました。地下1階。階段を降りると、即、劇場。

 小さい。。。

 椅子を並べて、30席くらい・・・?。私は福岡にずっと居たので、東京の小劇場は初めてなのだ。昔福岡にあった、シアターポケットを思い出した。

 演劇工房 2023春組公演 「小指の想い出」

 社会人落語のお仲間が出ているのだ。受け付けん机の上に「祝公演」の一升瓶が置いてある。懐かしくなる。以前はよく、一升瓶を差し入れしあったものだ。

 お芝居が始まる。

 客電が落ちて真っ暗になる、客入れの音楽が上がる。再び、舞台が明るくなると、割烹着姿の女たちが並んでいる。顔には白い仮面をつけている。おお!、と思う。いつのまに、こんな狭い舞台に並んだの?。なんだか、うれしくなる。

 なんかね、こんなこと書くと怒られるかも知れないけど、古典芸能を見た気分。すごく古いくさい、オールドファッションなお芝居。昭和の男女の情景。私が知らない古典。君の知らないメロディ、聞いたことないヒット曲・・・♫

 よく意味が分からない、不思議な会話が飛び交う。あ、演劇、って感じがする。時に不穏な、時に哲学的な、時にいじらしくもある、そんな男女の会話。この戯曲が書かれた当時には、新鮮だった言葉もあるのだろう。すべて、思わせぶりなだけで、その言葉の向こうには何にもない、ペラッペラの会話かも知れない。客は騙されているのかも知れません。。。

 「お芝居どうだった?」と聞かれても、うまく説明ができない。そんな種類のお芝居です。

 役者さんたちは、みんな個性的で見ていて飽きない。とても、不思議な、日常ではない時間を過ごさせてもらいました。

 観に行ってよかったです!!!

 脚本は・・・、原作、岸田理生って書いてある。ググったら、1946年生まれの女性だって。ごめんね。俺は長いこと小劇場の演劇に関わってきたけど、あんまり演劇の基礎教養はないんだ・・・。

 これからは、都内の演劇にも足を運ぼう、そう思った週末でした。

 今日はこのへんで。