50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

美容室でおしゃべりする?

 この週末に、美容室に行って来た。ノーマスクでいられるのがうれしい。

 ちなみに、床屋ではなく、美容室である。50代独り身の私。妻が亡くなって3年を過ぎた頃から、モテたい、という向上心が少しずつわいてきて、近所の床屋をやめて、現在の美容室に通っている。ごめんね、床屋の大将。。。

 床屋のころは、よく大将と話をした。私が通っていた大学の看護学科のすぐ近くの店で、昔はこのあたりはどうだったとか、けっこう面白い話を聴かせてくれた。おっさん同士。店には大将しかいないので、常にマンツーマンの2人切りだ。

 私は決して、無愛想ではない。しかし、口数も多くはない。黙って、聞き役に回っていることが多い人間だ。っていうか、頭をやってもらっている時は、目も口も閉じていたい。だって、気持ちが良いじゃん、ひとに頭やってもらうの。特に、最後にやってくれる短いマッサージが最高だ。

 で、今の美容室。私と美容師さんとの会話はほぼない。「前回と同じ髪型で」と最初に頼んだきり、あとはほぼ目を閉じている。ウトウトしている。

 この店は、つねに美容師さんが数人いて(まだ見習いのようなひともいる)、私以外のお客さんと美容師さんの各ペアは、もう、ずーっとおしゃべりしている。ちなみに、男性専用美容室なので、お客はすべて男性だ。スタイリストも男性の方が多いが、私の担当は若い美人だ。

 私と美人さんペア。多分、最初のうちは、髪型以外のこともあれこれ話したとは思うが、今ではお互い黙っている。。。会話の途切れない、ほかのペアのようにした方がいいのかな、と思わないでもないが、目を閉じてしまう。だって、繰り返すけど、ひとに頭やってもらうのって気持ちいいじゃん。お互い黙って、もう3年目。

 しかし、昨日は違った。最初に、髪型の注文をするときに、

「お仕事は、スーツですか?」

と聞かれたのだ。なるほど、それによっては客に提案する髪型にも違いが出るのかな。

「いいえ。私は保育士なんで。エプロンしてますね」

 と言うと、彼女の目がまん丸になった。「えええ~!?、保育士なんですか???」

 正確には保育園看護師だけどね、実態は保育士見習いみたいな私です。彼女が食いついてきたので、受け持ちクラスのこととか、シフトのこととか、少ししゃべった。で、「かわいいですよ、子どもたち」なんて月並みなことを言って、目を閉じる私。

 あとは、いつもどおり、お互い黙っている。

 ・・・目を閉じて、髪を切ってもらったり、頭洗ってもらったり、これが、気持ちいいんですよ~。みなさんは、どうですか?。会話が弾むペアですか???

 

 あ。ちょっと、思い出した。

 ほら、よく喫茶店とかバーとかで、マスターと気軽にお話しできたらかっこいいな、って思ったりはする。私は子どもの頃、大人になれべ誰でも必ず、どこかの喫茶店の ”常連” になるものだと思っていた。『マスター、いつもの』『あいよ』・・・、なんて。いまだにそんなお店ないんだけど。

 

 なんか、全然、まとまんないけど。

 今日はこのへんで。