50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

面白い遊びが見つからない。。。

 うーん、ちょっと悩んでいる。

 私の受け持ちのピヨ君(仮名)のことだ。ピヨ君はちょうど満3歳。てんかんの発作を起こしやすいため、転倒した際の防御のためにヘッドギアをつけている。歩き方も、バランスが不安定だ。というわけで、看護師の私がほぼマンツーマンでついている。

 しかし、ピヨ君を惹きつける、面白い遊びがなかなか見つからない。ピヨ君が好きなのは、まず水。保育室には、手洗いのための水場があるのだが、服が濡れてしまうし、ピヨ君は排水溝に手を入れたりして衛生上の問題もあるのでで、制止しなければならない。

 積み木やブロックが入っているカゴをひっくり返すこと。床にぶちまけた積み木の中に寝そべったり、泳いだりする感触が楽しいようだ。これも、ほかの子と一緒の時間はあまりやらせるわけにはいかない。

 書棚に並んでいる絵本を1冊ずつ取っては床に投げる。これも、ほかの子が近くにいると絵本の角が危ないので、なかなかやらせられない。

 テーブルや棚の上に登る。これは、当然、転落してケガするの可能性があるので、制止しなければならない。

 インターホンの子機をいじる。ピヨ君は1歳年下のクラスに一緒にいるので、ほかの子が届かない高さも届くのだ。これは「だいじ、だいじ」と言って取り上げる。

 扉を開けて、別の部屋に行きたがる。しかし、いくら保育園でもやたら隣のクラスに乱入するわけにもいかない。また、ピヨ君はトイレに行くとまず便器に手を突っ込んで水遊びをしようとするのだが、衛生上、それは阻止しなければならない。ふだん、扉に鍵はかかっているのだが、軽いスライドドアなので、ピヨ君がぶら下がって引っ張ると開いてしまうのだ。だから、さっと先回りして、開かないように扉を押さえる。。。

 ・・・うーん、ピヨ君がやりたがることは、ほとんど、私に止められてしまう。もちろん、言葉で、ピヨ君の目を見て、納得するように話しかける。しかし、やっぱり、力尽くである。ピヨ君は大きくて重い、力が強い。制止するのも、物理的にたいへんだ。何よりも、私だって、できればしたくないのだ。

 

 じゃあ、今、ピヨ君の好きなオモチャは???

 今のところ、ソフト積み木を積み上げてみたり、ミニカーで遊んだりはする。

 あと、療育で”入り口弁別”というのだろうか。円柱なら円柱の物体がいくつもあって、それがちょうど通過できる入り口が透明な箱に開けてある。で、円柱を1個ずつ箱に入れていく。このオモチャは好きだ。あと、アンパンマンの知育玩具。いろんなことができるやつ。ボタンがいっぱいあってメロディが鳴ったり、音声が出たり、レジやら、お料理やら。(これは、お気に入りなのだが、結局、お気に入りのオモチャを与えておくだけ、というのもしたくない。)

 あと、感覚遊び。とにかく動き続けるので、ピヨ君だって、時々、疲れる。そんな時は、感覚遊びと言って、保育士が何か歌ったりしながら、体に(たとえば、足の先から順にぎゅっ、ぎゅっと)触って、感覚を味わってもらう遊びもする。

 

 あとは・・・、いま、ピヨ君が楽しめる遊びを探してる。

 なかなか、むずかしい。。。

 今日はこのへんで。