50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

トゲがささった。。。。

 保育園看護師としてのお話。

 ・・・なんてえらそうなものじゃありません。まだまだ毎日、何をして良いのかわからず、うろうろしているだけの私でございます。

 よくあるお仕事。ベスト3。

 1位。転んでどっかすりむいて血が出た。。。

 晴れているかぎり、何歳児のクラスでも公園に遊びに行くので、これは珍しくありません。うちの園は、巨大な団地群エリアに立地していて、近くにいくつも公園があるのです。

 一般的に、現在では「湿潤療法」というのが主流。ご存じない方のために、一応書いておくと、昔、私が子どもの頃は、けがして血が出たら、まずは”消毒”(赤チンとかね)、でガーゼを当てる。要は、傷口が乾いた状態になって瘡蓋(かさぶた)になって治っていく、のが正しかったわけです。

 でも、現在では、消毒薬は組織の再生に役立つ細胞まで殺してしまうので使わずに、流水で洗って、被覆材(傷パワーパッド、とかです)で覆って湿潤環境を保つ「湿潤療法」の方が、”痛くない” ”早く治る” ”傷口もきれい” だとされています。

 では、保育園では???

 湿潤療法は傷口にばい菌が入っていないことが前提です。化膿したりしてたら、当然ダメ。じゃあ、外で転んだ時は?。ちょっと悩みます。念のために、消毒液を使うときもあると思うが、私は、流水で洗うだけ、にしています。

 でも、傷パワーパッドは使ってない。これは、2,3日貼ったままにできるので、逆に言えば、保護者さんが傷口を見ないことになってしまいからです。3日目に貼り替えようとはがしたら化膿してた、なんてことのないように、3歳未満には使わないほうがいいとか言われます。ですので、私は当園では買ってないのです。ふつうの絆創膏を貼ります。ワセリンを塗ってから貼ったり。。。

 

 2位。爪切って。。。

 これ、保育園ではふつう爪切りはしないのだそうです。へー(←新人の私)

 しかし、伸びてて他の子に傷つけちゃいそうとか、爪が一部裂けてはがれてきてる時には、その部分だけ切ってあげます。

 ・・・これがね、もうね、・・・1歳児なんかもう・・・、ちっちゃ!!! お膝に座らせて、ミクロの爪を切ってあげます。もちろん、やすりもかけて。『○○ちゃん、爪がピカピカになったよぉ~』なんて言いながら。かわいいよ。小さすぎて緊張するけど。

 

 番外。トゲささった。。。

 これねー。・・・髪の毛の先っぽくらいのトゲがちっちゃな手のひらに刺さってたりするんだけど。。。これ、毛抜きでほじくったら、きっと泣くしな~、今本人が痛がってるわけでもないから、ほっといていいんじゃないすか~、たぶん自然に抜けてきますよぉ~。と、保育士の先生に話す私。

 で、驚いたのですが、

 そうですよね~、と同意しつつも、先生は保護者に電話をするのです。トゲがささったという状況を伝えて受診するかどうかは保護者様が判断してください、ということなのだ。

 で、保護者も近所のクリニックに連れてって、トゲを摘出してもらったどうな。。。

 また、びっくり。。。

 ・・・まあたしかにね、化膿することだってありえるかもしれないけど。。。

 これって、どうなんですか?。いまどきの子育ての”ふつー”なのかな?。私の時代とはちがう? 私が雑すぎる?

 まだまだ、わからないことだらけの私なのでした。。。