50代新人看護師、保育園に行く。で、ときどき落語

日々の雑感、お仕事や落語・・・

新春特別落語会!終わりました!! ネタは『ふぐ鍋』。。。



 今年もやりました、新春特別落語会! 

 何が特別って、みんなして出演するので、時間が長い!。プロの正月興業は”顔見せ”なので、ひとりひとりの芸人の持ち時間はごくわずか、どんどん入れ替わってお客さんにご挨拶といった感じ。しかし、こっちは素人なので、それぞれが持ちネタを一生懸命やる!。。。けっこうな長丁場。そして、大喜利ということで、なぞかけ、をやって、抽選会も。。。

 暖かい御常連のお客様たち、ほんとにありがたかったです!。

 実は、この私、昨年は客席で見ていたのです。千葉家夢助という名前で落語を演らせていただくようになりました。ようやく落語歴1年。まだまだ、ひよっこ。。。

 今回の私のネタは『ふぐ鍋』。

 あらすじはこんな感じ。

 まだ、ふぐを食べるというのが命がけだった時代。ある裕福なおうちに頂きの物のふぐが届いた。さっそく、ふぐ鍋にこしらえてみたものの、果たして、食べても大丈夫かどうか迷っている。そこに、やってきた哀れな物乞い。。。家の主人は、物乞いにふぐ鍋を一人前恵んでやる。毒味をさせようという魂胆だ。そして、こっそり使いの者に物乞いのあとをつけさせた。

 物乞いは、大事そうにもらった鍋をかかえて、橋の下のねぐらに帰って行く。しばらくして、使いの者がねぐらをのぞいてみる。物乞いは無事であった。よし、このふぐ鍋は大丈夫です、と使いの者の報告を受けると、家族全員でうまい、うまいとふぐ鍋を食べてしまった。

 すると、しばらくして、同じ物乞いがまたやって来た。『先ほどはけっこうな物を恵んでいただきました。ひとこと、旦那様にお礼を言わせてくださいまし・・』

 出てきた主人の顔を見て物乞いが言う。『おや、お元気そうで。よかった。じゃあ、あたしも、ねぐらに帰って、さっきの鍋をいただきましょう』

(実は、物乞いは、もらったのがふぐ鍋だとちゃんと気づいていたのである。で、食べたと見せかけて・・・、裕福な一家が、物乞いの毒味に使われてしまったのだ。チャンチャン)

 

 初めてのネタ(”ネタおろし”と言います)だったが、やさしい♡、笑い上戸のお客様のおかげで気持ちよく演らせていただきました!。「物乞い」とか「乞食」とかってワードに神経質になる方もいるかもしれないが、オチのきれいな、胸のすく話だと私は思っています。

 

 大喜利での、私のなぞかけ。

 

 「うさぎ年」と掛けまして、映画「男はつらいよ」のさくらさんと解く。そのこころは、寅のつぎです

 

 「令和5年」と掛けまして、引退した覆面レスラーと解く。そのこころは、

 

 ようやくマスクがはずせるでしょう。

 

  ・・・ほんと、外しましょうよ・・・